小学生対象イベント Ｋ会 冬期講習

上の数字にはどんな共通点があるでしょうか？これらは、1と自分自身でしか割り切れないという特徴を持っていて、この特徴をもつ整数を「素数」といいます。素数の歴史は古く、なんと紀元前から調べられていたようです。実際、紀元前3世紀ごろに書かれたユークリッドの「原論」という数学書には、素数が無限にあることの証明をはじめ、素数に関する記述が多くあります。紀元前3 世紀は日本でいうと弥生時代あたりです。このころから数学が研究されていたなんてすごいですね。

さて、ここで問題です。「2021は素数でしょうか？」「100万までに素数はどのくらいあるでしょうか？」簡単には答えにたどり着けませんよね。このように、素数の性質を調べるのは意外に難しい、ということが実感できると思います。実際、素数が調べられ始めてから数千年が経った今でも素数に関して解明できていないことだらけで、多くの数学者が研究を続けています。この講座では、2000年以上前から知られている素数を見つける方法から、現在でも解決されていない「双子素数予想」の問題まで、素数に関する内容を時代をこえてお届けします。人々を魅了してやまない神秘的な素数の世界を、一緒に見ていきましょう。

日時：12月1日（日）10：00－12：00（9：30開場）
会場：河合塾本郷校
参加費：1,000円（一家族につき）
持ち物：筆記用具
申込方法：Ｋ会事務局までお電話ください。