夏休みの勉強法(社会) 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東
社会の夏休みの勉強法をご紹介します。
アリとキリギリスの寓話を持ち出すまでもなく、この夏の蓄えが将来の志望校合格につながります。中3のみなさんは入試直前になって「夏にもっとやっておけばよかった」と後悔しないために、中1・中2のみなさんは中3になった時に「中1・中2でしっかりやっておけばよかった」と後悔しないために、この夏休みに力をつけましょう。
夏休みは学校の授業がないので自由な時間がたっぷりありますが、無計画に過ごしていると時間があっという間に経ってしまいます。特に中3のみなさんにとって、入試日まで刻一刻と減っていく時間はとても貴重です。夏休みに入る前に「1日の時間の使い方」をきちんと決めて、その計画通りに進めましょう。もし辛くなったり、やる気が起きなかったりした時は、自分が志望校に「合格!」している姿を思い浮かべましょう。
たっぷりある時間を使って、この夏にしかできない勉強に取り組みましょう。それはズバリ、苦手分野への取り組みです。苦手分野の学習には時間がかかるため、普段はおろそかになっていることが多いものです。まとまった時間があるこの夏休みが、大チャンスです。
学年ごとの勉強法を後述しますが、どの学年においても、あるいはどの教科においても重要なことは「いつ何をやるかを決めて実行する」こと。実行するかしないかで、結果は大きく変わります。この夏、自分の怠け心に打ち克ち、2学期には成績を大きく向上させましょう。
まずは中学校で1学期に習った内容を理解し、暗記しましょう。
中1の1学期の学習内容はそれほど多くないので、中2・中3に比べると時間に余裕があります。「中1の1学期の内容を覚えたからこれで終わり」ではなく、時間がある今だからこそ取り組む価値があることを述べます。
①歴史マンガを全巻読み切る。
→ほとんどの図書館にあります。
②都道府県名と都道府県庁所在都市名を、漢字まで確実に覚える。
→テストプリントがあればそれを何度も解き直すことが効果的ですが、テストプリントがない場合には地図とにらめっこになります。
地図を見る機会を増やすためのアドバイスは以下の2つです。
①トイレの中に日本地図や世界地図を貼って短い時間でも地図を眺める。
②地図帳をリビングに置いて、テレビで知らない地名が出たらメモをして、後で地図帳を開いて位置を確認する。
「Google Earth」で検索してみることも1つの手です。
都立高校の入試では、地図中の4つの都道府県の説明文を選ぶ問題が毎年出題されます。都道府県の位置と名前は中1のうちに完璧に覚えましょう。
毎年中3のみなさんが苦しむのは、中3で習う公民ではありません。中1・中2で習った地理・歴史の定着が十分ではないことです。中3の9月からのVもぎ(模擬試験)でも地理・歴史が出題されますが、多くの中学校では中3の授業で中1・中2に習った分野を扱うことがありません。
つまり、今中学校で習っている内容が入試の出題範囲であり、それを覚えていくことが受験勉強なのです。
まず、中学校で1学期に習った内容を理解し、暗記しましょう。次に、中1で習った内容を理解し、暗記しましょう。そのためにはどうすればいいでしょうか。
下記中3の④で述べますが、「中学校で渡されたワーク」、「塾で購入した教科書ワーク」、「塾で理社の授業や理社トレを受講している場合にはその問題」を解き直し、その内容を覚えましょう。中2の問題が終わったら、中1で習った問題に取り組みましょう。
暗記のコツは、教科書やワークをただ読むだけではなく、「問題を何度も解き直すこと」です。
中3の夏期講習では前期の10日間で歴史と公民(政治分野)、後期の5日間で地理を学習します。そして都立高校入試セミナーでは都立高校の入試問題を解くために必要な、地理分野の図表、グラフ、地形図などの読み取り問題の練習をします。
夏休みにすべきことは4つです。
①毎回の授業内容を理解すること。
②宿題や小テストの準備をしっかりすること。
③休講日や、夏期講習後の2学期が始まるまでの期間で、夏期講習テキストの問題や、夏期講習中に配付された問題プリントを解き直し、その内容を覚えること。
④これらがすべてできたら、「中学校で渡されたワーク」、「塾で購入した教科書ワーク」、「中1・中2の時に受講していた場合には理社のテキストの問題や理社トレの問題」を解き直し、その内容を覚えましょう。
暗記のコツは、教科書や夏期講習のテキストをただ読むだけではなく、「問題を何度も解き直すこと」です。
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