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夏休みの勉強法(英語) 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東

英語の夏休みの勉強法をご紹介します。

中1 五感を使って遊ぼう!

 夏の勉強で大切なことは、今まで習ってきた学習事項の総復習です。
 具体的には英単語やテキストの例文を日本語でノートに書き写し、英語で書けるかどうかチェックしてみましょう。それができれば音声を聞いて正しく発音してみてください。そうすれば効果は倍増です。五感で学んだことはなかなか忘れませんし、「スピーキングテスト」の準備にもつながります。「読む」「聞く」「話す」「書く」をバランスよく練習し、自分の頭の中に英語を取り込んでいきましょう。
 次に大切なのは英文法のルールをしっかり理解することです。be動詞と一般動詞の違い、疑問詞を使った英文の作り方、単数形・複数形の英文の違い、形容詞・副詞の役割の理解などが重要です。どれも大切なところなので、この夏しっかり習得してください。
 英語が得意科目になるかどうかのポイントは“主語が3人称単数”の英文をきちんと理解できるかどうかです。まずはhe,she,itなどを主語にした一般動詞の英文の作り方のルールをきちんと理解すること。そして否定文・疑問文に直すことができる。これがファーストステップです。その際、その主語が“3人称単数”なのか見分けることが重要です。また英語の世界ではすべてのものを代名詞に変換することができます。英語の世界に慣れる上でも、身の回りにあるものを英語で発音して、代名詞に変換する練習をしましょう。

 2023年度入試から、都立高校入試において、「スピーキングテスト(ESAT-J)」が始まりました。ESAT-Jで高得点をとるためには、早いうちから「話す」ことにも慣れておかなければなりません。以下の2点をおすすめします。
 

1.積極的な英検への挑戦

 中1で英検5級(中1修了程度)が取得目安です。英検4級および5級の申込受験者は「スピーキングテスト」を受験することができます。級の認定には反映されませんが、スピーキングテストの合否判定およびスコアをWeb上で確認できます。
 

2.学校の教科書本文音読

 教科書によっては、教科書に二次元コードが掲載されており、教科書本文の音声を聞くことができます。それをうまく活用し、音声を聞きながら実際に音読してみましょう。その上で、音声に合わせて音読をするとよりよいです。

中2 入試頻出単元を理解しよう!

 2年生の学習内容は入試に多く出題されているため、とても重要です。
 まずは基本的な学習単元(現在形、過去形、未来形、助動詞、There is~.などを使った英文)の復習をしましょう。音声も活用して、テキストの例文を聞いて、読んで、書いてみてください。単語は特に動詞の活用を覚えることが大切です。その動詞が規則動詞なのか不規則動詞なのかを見分けた上で、すぐに過去形が出てくるよう何度も練習しましょう。
 また、不定詞、動名詞、接続詞は大切な単元です。入試の頻出単元であり、英文を読んだり、書いたりするときに多用されます。まずは、例文を用いて基本的な不定詞の用法を理解し、読んで、書けるようにしましょう。また、不定詞と動名詞の使い方の違いはテストでもよく出題されます。動名詞を目的語に取る動詞、不定詞を目的語にとる動詞の違いをしっかり理解し、よく使われる表現もあわせて覚えましょう。文と文(英語では節と節とよぶ)を結ぶ働きの接続詞は理解するのに難しい単元です。まずはwhen,because,ifなど基本的な接続詞を使った英文に習熟した後、soとbecauseの使い方の違いなど、学習を深めましょう。

 英検を積極的に取得しましょう。中2で英検4級(中2修了程度)が取得目安ですが、余裕があれば、中2のうちに英検3級(中3修了程度)まで挑戦できるともっと良いです。英検3級は二次試験で面接があります。二次試験対策がスピーキングテストの対策にもつながります。
 また、中学1年生同様、学校の教科書によっては、教科書に二次元コードが掲載されており、教科書本文の音声を聞くことができます。それをうまく活用し、音声を聞きながら実際に音読してみましょう。その上で、音声に合わせて音読をするとよりよいです。

中3 英文法の完成を目指せ!

 受験学年の夏において、やっておくべきことは英文法の完成です。
 単語や熟語を覚えることも大切ですが、それだけでは受験英語はできるようにはなりません。記述力も、読解力も、文法力という土台があって初めて大きな花を咲かせることができます。
 まずは、この夏学習するすべての文法単元の完全理解をめざしてください。特に、英文を書くときに必要な不定詞・動名詞、また英文を読むうえで必要な「分詞」・「関係代名詞」は最も大切な単元です。しっかり復習し、頭の中を整理して学習を前に進めるようにしてください。
 受験当日、合否を大きく左右するのは何といっても読解のスピードです。英文を速く、正確に読むために大切なのは、1文1文、英語を正確に日本語に訳すクセをつけることです。この精読という作業があって初めて読解力は培われていきます。S,Vなどの文の構造や分詞・関係代名詞など名詞を修飾する語句などに気をつけて、英文を正確に読む訓練を重ねましょう。その後、比較的平易な英文を繰り返し読み、スピードをつける練習をしてください。
 「確かな文法力の土台のもと、英文を精読して、多読する」これが入試の必勝法です。また、スピーキングテスト対策として、「音読」もやるようにしましょう。

 いよいよ「スピーキングテスト」が近づいてきます。これまでの問題はインターネット上で見ることができます。ぜひ挑戦してみてください。また、スピーキング力だけでなく語彙力やリスニング力も必要になるので、英語の4技能をまんべんなく学習するようにしましょう。

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