新宿高校問題分析 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東
2025年度 新宿高校の入試問題分析
新宿の英語
2025年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
本年度も出題形式が大きく変わることはなく、【2】は対話文、【3】は説明文、【4】はエッセイという構成。各大問の文章は昨年度と同様に読みやすく、問題の難度に関しては易しくなったと言える。一方で、大問はリスニング含め4つあり英作文も書く必要があるため、例年通り時間配分に配慮した上で解く必要がある。
【2】は環境が変化しても大切なものは変わらないことを先生から学ぶ対話文であり、問題の難度としては平易なものが多く確実に得点したい。しかし、問2の語句整序は不定詞と接続詞の基本的な使い方の理解が求められた一方で、時間表現を見慣れない位置に置く必要があるため応用的な側面もあり、正答率に差がついたと思われる。問3の英文整序は冠詞や代名詞といった注意を払うべきポイントを押さえて解くことができれば十分得点できたと思われる。また、昨年度と同様の形式である問5の適語補充は空所に入る語の予測がしやすく、根拠となる英文を探す手間もあまりかからないため、昨年度と比較しても易しくなったと言える。
【3】はデータを記録し保管しておくことの重要性に関する説明文であった。情報を整理する力が求められる問題が多いが、全般的に平易なため得点したい。問3の語句解釈は答えの根拠となる要素が2つあるものの、その内1つでも読み取ることができれば、答えを2択に絞ることもできたため比較的答えやすい。問4の適語補充は空所前後の内容を正確に読み取れていれば得点しやすいものだが、空所4-aと4-bでは比喩表現を用いていると見抜く必要がある。問6の内容一致についても昨年度ほど細かい部分まで精査することなく正答に辿り着けるだろうが、やはり時間をかけすぎないよう注意を払いたい。
【4】はバリ島にいる友人が卒業制作として竹の橋を建造するエッセイであった。読みやすい文章とは対照的に設問によっては解きづらいものもあった。問1の語句解釈は下線部と同じ品詞の言いかえ表現を文章内から抜き出す必要があるため、精読の力だけでなく品詞の理解も問われている。問4の語句整序は関係代名詞の使いどころは難しくないが、動詞が複数含まれているため語法の知識が求められており得点に差がついただろう。また、問7の自由英作文は文章の内容に絡めて、卒業制作で何を作るかとその理由を35語以上45語以内で書くというもの。例年通り比較的自由に書くことができるが、自由だからといってテーマから逸脱するような内容を書かないように注意したい。日頃から様々な英作文を書き、添削指導を受け準備をしておくことが肝要である。
新宿の数学
2025年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
今年度も問題構成は【1】小聞集合、【2】関数、【3】平面図形、【4】立体図形の構成は変わらない。また、途中の式を書かせる問題が1問なのも昨年通り、しかし問題数は昨年よりも1題減った。しかしながら、全体的な難易度は変わってはいない。
【1】は例年通りの小問集合であった。問題数も昨年同様6題、6題目は昨年同様作図である。今年は箱ひげ図の問題が出題された。箱ひげ図は中2の単元であり、忘れている生徒もいたのではないかと思う。問題自体は箱ひげ図のことがわかっていれば易しい問題であった。できれば全問正解を目指したい。
【2】は例年通り関数の問題であった。問題数は昨年より1題減り、3題となった。問題としては放物線と直線の問題ではあるが、平行四辺形の特徴や三角形の面積比などの知識も必要ではあるが、そこまで難易度の高い問題ではないので、しっかり進めて正解にたどり着きたい。
【3】は例年通り平面図形の問題であった。証明問題もあるが新宿高校は穴埋め式の選択式証明なので、しっかり正解を導きたい。問2(2)の問題は少し難易度は高いが、(1)の証明を利用し、的確に相似関係をみつけることができればできる問題ではあった。
【4】は例年通り立体図形の問題であった。(1)は定番問題なのでしっかり加点しておきたい。残りの問題はやや難易度が高く、切断の問題でもあるので、正解にたどり着くのは難しい。特に切断の問題はいかに平面図形に置き換えて考えられるかなので、事前にしっかり練習を行う必要がある。
発想力が必要な問題もあるが、多くの問題は頻出の解法を使いこなす知識と計算力があれば対応できる問題ではある。新宿高校の数学は記述が少なく、「惜しい」では得点をもらえない。とはいえ、平均点は50点前後が予想されるので、しっかり解ける問題の精査し、確実に加点していくことが、合格への近道である。
新宿の国語
2025年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
【1】漢字の読み書き 16点 【2】小説 28点
【3】論説文 32点 【4】融合文 24点
昨年度は【3】論説文34点、【4】融合文22点だったが、今年度は【3】論説文の設問が1問減、【4】融合文が1問増となり【3】論説文32点【4】解説文24点の配点となった。
【1】漢字の読み書き
多くの自校作成問題校とは異なり、大問が1問構成、ただし読みと書き両方出ること、四字熟語・三字熟語・同訓異字・同音異字が出るのは変わらず。漢字の読み・書きでは、昨年度よりは得点しやすかったのではないだろうか。読みの問題では、普段耳慣れない言葉があったものの、漢字の音から答えを推測できるものもいくつかあった。四字熟語「ニソクサンモン」は例年の四字熟語に比べ易問のため必ず得点したい。
【2】小説(坪田侑也「八秒で跳べ」約3,000字、前年比約-800字)
2024年に出版された小説よりの出題。春高予選に出場するバレー部に所属する高校2年生の主人公の姿が描かれている。全体の文字数も昨年に比べ減少し、登場人物の心情は読み取りやすく、設問の難易度もそれほど高くない。続く【3】【4】の難易度を考えると、この大問は確実に得点源にしておきたい。
【3】論説文(近内悠太「利他・ケア・傷の倫理学」約2,800字、前年比約-200字)
利他とは何か、ケアの本質とは何かについての哲学的考察が書かれている。文章冒頭では利他の定義を述べ、後半ではケアの定義を述べることで利他とケアの共通点と相違点をあげる。また、ケアと利他を概念として分けた際の利他における「自由」について問われる。中学生が理解するのは容易ではないと言えるだろう。
問7の作文に時間を割くか、放棄するかということも含めて、限られた時間のなかでいかに立ち回るかが合否の分かれ目となる。様々な難易度の自校作成問題校の過去問を演習しておくことが肝要である。
【4】融合文(小林一彦「掛詞」約4,400字、前年比約+300字)
掛詞ついて論じた文章。昨年度より大幅に字数が増加し、また問題数も1問増加したため他大問との時間配分がポイントになったであろう。熟語の構成問題が出たため熟語自体の意味を知っておく必要があった。
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