2022年度 国分寺高校問題分析 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東
2022年度 国分寺高校の入試問題分析
国分寺の英語
2022年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
【1】はリスニング問題(共通問題を使用)は昨年度から大きな変更がない。
【2】は長文読解(対話文)だった。バスケットボールとネットボールに関する内容で、本文自体も読みやすく、また設問もその多くが平易であった。
【3】は長文読解(対話文)で、高校生の読書離れに関する内容だった。この大問では近年グラフを用いた内容が継続して出題されており、時間内に処理するうえでは対策が必要な形式である。
【4】は長文読解だった。塩の歴史についてオンラインツアーで学ぶ、という現代に即した内容で、本文全体の要旨に関する設問が多く見られた。
全体を通して、50分で長文3題を解くことを踏まえると、本文自体は読みやすいものの、その長さやさまざまなテーマ・出題形式による問題数の多さから、時間内に解答し終えることが難しい高校である。普段から過去問題を解くなどして、傾向を把握したり、時間内解答力を高めておく必要がある。
国分寺の数学
2022年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
大問ごとの内容、配点は昨年度と同様であった。
【1】は小問6問で、小数を含む計算・2次方程式の計算・平方根の整数部分、小数部分・確率・食塩水の濃度の計算・作図の出題。いずれも基本問題で、ミスなく得点したいものだった。
【2】は関数とグラフ(放物線と直線)からの出題。問1は直線の傾きを文字で表す基本問題。問2は台形の面積を二等分する直線を求める問題。台形の面積を二等分するために台形のどこを通ればいいか知っていれば、素早く解答可能。また、座標がすべてわかるので、面積を実際に出して求めることも十分に可能な問題だった。問3は穴埋め問題であった。座標が分数になるため、計算がやや大変ではあるが誘導に乗れば難しくはない。角の二等分線と線分比については確認しておこう。
【3】は半円を含んだ平面図形の問題。問1は1:√3:2の辺の比をもつ直角三角形を利用すれば解答できる。問2は円周角の定理を利用して解く相似の証明問題。直角を利用して等しい角度を探す典型的な問題だった。〔問3〕は線分の長さを求める問題で、与えられた条件から合同と相似を見つけ出して解く、難度が高い問題であった。
【4】は立体図形からの出題。問1は求める三角形が直角三角形になることがわかれば容易である。問2は立体図形の定番の最短距離を求める問題であるため正解したいところだ。問3は四角錐の体積を求める問題で、高さを求めるのに苦労する。必要な平面を取り出して辺の比を考えられるかがポイントとなる。
全体として標準的な問題が多く、本校をはじめ他の自校作成校の過去の試験問題を演習していれば、十分に解答できる問題であった。
国分寺の国語
2022年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
【1】は漢字の読みが4問、書きが4問の計8問構成。最後の書きの問題は四字熟語ではなく、三字熟語が出題された。
【2】は小説文(笹山久三「やまびこのうた」)。今年度も選択問題のみであった。主に登場人物にかかわる問題として、心情把握および様子の読み取りが出題された。人物同士の関係性を問われる問題も出題されている。また表現の読み取りも昨年度に続いて出題された。
【3】は論説文(内山節「自然と人間の哲学」)で、200字作文以外は選択問題。傍線部の説明や内容把握、および傍線部の原因・理由の読み取り、200字作文が出題された。また文章構成に関する問題も出題された。問5の200字作文は、傍線部に対する筆者の考えをもとにして、自分の考えおよびその考えの根拠となる体験や見聞を書くよう求められている。
【4】は和歌の鑑賞文(渡部泰明「和歌史」)が出題された語彙に関する問題、和歌の表現理解、たとえを使用した表現、傍線部または文章全体の内容理解の問題が出題された。たとえの問題(2字程度の記述)を除き、すべて選択問題となった。
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