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河合塾国語科講師が、具体的に学習法をアドバイス!

【topics】
現代文はさまざまな文章に触れ、どんな内容でも読みこなせるように練習しましょう。また、選択肢を正確に読み、正解以外の選択肢の間違い箇所を指摘できるようにしてください。古文は単語・古典文法を一通り覚え、文章を正確に現代語訳する練習をするとよいでしょう。漢文は句形・重要語・頻出表現等に習熟し、読解力を養うという地道な作業が最も効果的です。

現代文

1.問題の概要

第1問は評論、第2問は小説から出題されました。第2問では、2022年度・2023年度には出題されていなかった知識問題(語句の意味を問う問題)が復活しました。
また、2025年実施の共通テストから、現代文は3題構成となり、第3問ではグラフを含んだ複数資料に関連する問題が予定されています。

2.根拠に基づいて選択肢を選ぶ練習をしよう

まずはさまざまな文章に触れ、どんな内容でも読みこなせるように練習しましょう。また、選択肢を正確に読み、正解以外の選択肢の間違い箇所を指摘できるようにしてください。本文の根拠を把握したうえで確実に選択肢を見極められる力を身につけることが重要です。

3.多様な文章の問題演習を重ねよう

共通テストでは複数の文章やグラフなどを組み合わせた問題が出題される可能性があります。授業や問題集などを利用して複数の題材を比較し、関連づける問題にも取り組んでおいてください。多様な問題に取り組んでおけば、新傾向の問題が出題されたときにも冷静に対応できるようになります。

古文

1.問題の概要

平安時代の物語を模した、江戸時代の作品から出題されました。問4は2023年度まで2年続いた生徒と教師の会話形式ではなく、本文の表現を解説する現代語の文章を読み、その中の空欄を埋める問題が出題されました。

2.学習した単語・文法の知識をもとに、文章を読む訓練をしよう

共通テスト対策としては、単語をたくさん覚えること、古典文法を一通り覚えることが、まずは大切になってきます。そのうえで普段から古文を読むときに、その文章の中に覚えた単語や文法事項が出てきたら、それらがどのように使われているかに気をつけましょう。そのためには、文章を正確に現代語訳する練習をするとよいでしょう。そして、問題演習を行うときには、共通テストの傾向に沿った演習問題を、時間を計って、1題20分程度で解く練習をしましょう。

漢文

1.問題の概要

故事にまつわる【詩】と、【資料】として【詩】に関連する4つの文章から出題されました。基礎知識だけで正解できる問題が2023年度よりも増加した一方で、内容説明の問題は選択肢の説明が長く、正誤判断が容易ではない問題もありました。

2.読解力養成のために、句形・重要語の習得に努めよう

共通テストは複数の文章を関連づけている問題となっていますが、十分な読解力があれば解答することができます。したがって、対策も単独の文章からの出題と変わりなく、句形・重要語・頻出表現等に習熟し、読解力を養うという地道な作業が最も効果的です。また、いったん学習した文章は機会を見つけて、繰り返し声に出して読んでみるのもよいでしょう。音読は読解力の養成や書き下し文の錬成等に極めて有効です。

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