共通テスト受験生への教科別学習アドバイス(英語) 共通テストの教科別学習アドバイス | 大学入試解答速報
河合塾英語科講師が、具体的に学習法をアドバイス!
【topics】
リーディング・リスニングともに、試作問題で示された形式の問題が出題されました。全体として、より新課程を踏まえた内容となり、リーディングでは大問構成に大きな変更もありました。模擬試験などで、しっかりと形式演習を行っておく必要があります。
リーディング
1.速読力が大事!
読む分量が多いため速読力が求められます。書かれている情報のとおりに英文を読み進めていくことが必要になります。
また、質問や選択肢に事前に目を通して着眼点を見つけておき、すばやく概要を捉えることも大事です。共通テストの語彙レベルにあわせた平易な文章を用いて練習していきましょう。
2.内容を正確に理解するためには、文法・語法も大切!
読解のためには、文法・語法の知識も必要です。難しい知識は要求されませんので、基本事項をしっかり押さえておけば対処できます。
3.言い換えられた選択肢を選ぶ練習をしよう
正解となる選択肢では、ほとんどの場合、言い換えが施されています。書かれている情報を整理して理解し、その内容が言い換えられた選択肢を適切に選ぶ練習を、実戦的な読解問題で行っておきましょう。
4.形式の変化に動じない!
2025年度のリーディングは、大問構成に大きな変化がありました。これからも大問構成や形式に変化が生じる可能性はあります。しかし、問われる力は変わりません。本番でどのような形式の問題が出ても、慌てず自信をもって臨めるよう、上記に述べた練習を行い、根拠を正確に、かつ素早く見つけられるようにしておきましょう!
リスニング
1.「1回読み」と「2回読み」が混在!
読み上げ回数が問題により異なり、「1回読み」と「2回読み」が混在します。全統模試を受験するなど実戦的な問題に多く取り組み、形式に慣れておきましょう。
2.複数の情報を整理し、組み合わせて判断する力をつけよう!
共通テストでは、選択肢を素早く読み取り情報を整理する力に加え、図表やワークシートなどを正しく読み取り聴き取った情報と重ね合わせて判断する力が求められます。表やグラフなどの資料が含まれる実戦的な問題を活用して、資料や選択肢を素早く読み取り、テーマや展開を予測しながら聴き取る練習をしていきましょう。
3.多様な音声に慣れておこう!
日常生活や学生生活などをベースとしたイメージしやすい場面を中心に出題されますが、英語を母語としない話者も登場するため多様な音声に触れておきましょう。リスニング力をつけるためには、日々意識的に英語の音(オン)に慣れることが大事です。
・一度聞いてわからなくてもスクリプト(読み上げ文)をすぐには見ず、何回も繰り返し音声を聞いてみる。
・単語を学習する際は必ず「音声」とあわせて覚える。さらに、普段から単語を口に出して発音するクセもつけておく。
・ただ漫然と音声を聞き流すのではなく、英文と音声を突き合わせて、英語特有の「消える音」や「変化する音」に注意しながら聞く。
上記に述べた対策をしっかりと行い、高得点を狙える力を着実に身につけていきましょう。
河合塾の共通テスト対策
共通テスト対策講座では、共通テストで必要となる知識の理解、習得を行いつつ、今までに実施された試験の分析を踏まえた問題形式に取り組むことで、本番での高得点獲得をめざします。
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