社会人OB・OGのメッセージ 東大現役進学塾 MEPLO
MEPLOから東大へ、そしてその先へ― 第一線で活躍するOBのメッセージ
深く考え抜き本質を見抜く力、人生において役立つ力を得られた塾
今井 みやびさん
MEPLO 2007年卒
豊島岡女子学園高校、東京大学 工学部 応用化学科卒業
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻卒業
理化学研究所 開拓研究本部 基礎科学特別研究員
現在のお仕事の内容を教えてください
基礎科学研究所でナノサイエンスの研究を行っています。私達の身の回りにある物質は分子や原子で構成されていますが、光学顕微鏡ではその詳細な構造を見られません。私達の研究室では光走査トンネル顕微鏡という一つ一つの分子の構造や性質を観測できるオリジナルの装置を開発し、ミクロな世界で生じる興味深い現象を解明しています。最近では、一分子内で光から電流へとエネルギーが変換される過程を観測することに初めて成功し、変換効率向上の指針を得ました。
MEPLOの特徴、良さは何でしょうか?
MEPLOの特徴は、教育の難易度と質の高さです。個性あふれる魅力的な先生方のご指導のもと、最高水準の問題に取り組みました。単に公式を用いて問題を解けるようにするのではなく、その背景まで深く考え抜く力を養っていただきました。このことは、入学試験で難易度の高い応用問題に対処する力を培ってくれたばかりか、その後の人生においても役立っています。また、過去問の添削や個別フォローを通じて現役東大生に触れ合う機会が多くあることもMEPLOの特色の一つです。大学生活の様子を聞くことで勉強のモチベーションを高められました。また、受験を経験したばかりの彼らのアドバイスは受験を乗り切るうえで非常に役立ちました。
MEPLOで得た力は、大学や社会に出てからどのように活きていますか?
大学院生のころから国際学会での口頭発表や、国際的学術誌への論文投稿を行う中で、MEPLOの最高水準の英語教育がとても役に立っていることに気づきました。また、MEPLOで培われた「深く考え物事の本質を見極める力」は研究職という仕事では欠かせません。研究活動では、仮説と検証を繰り返す中で知の体系を築いていきます。独創的な研究課題を設定する上でも、仮説を検証する方法を考えるうえでも、取得した実験データの含意を読み取るうえでも、「考える力」こそが違いを生みます。この能力こそが、オリジナリティーの起源となると言え、早い段階でこの能力を培う機会が得られたことに感謝しております。
後輩へのメッセージをお願いします
受験勉強は大変でしたが、同じ志をもった仲間たちや親身になって相談に乗ってくださる職員さん、先生方、クラスサポーターの皆さんに支えられて、最後まで乗りきることができました。諦めずに乗り越えた経験は、その後の人生において、困難に立ち向かう勇気をもたらしてくれます。MEPLOという素晴らしい環境を存分に活用し、受験勉強を楽しんでください。そして、未来を切り拓く力を養ってください。
上下の学年のつながりが強く、不思議な連帯感がある塾
川上 英良さん
MEPLO 2001年卒
横須賀高校、東京大学医学部医学科卒業
理化学研究所チームリーダー、および千葉大学大学院医学研究院教授
主な研究分野は人工知能(AI)医学
MEPLOの特徴、良さは何でしょうか?
少人数制が良かったと思います。先生と直接会話する時間が多く、自分が感じる課題解決を直接相談することもできました。MEPLOの英語の授業では、先生とインターラクションしながら「英文の読み方」「背後の考え方、哲学」を学ぶことができたのも良かったです。
MEPLOで得たもの、社会人になってから気づいたことなどはありますか?
入塾当時は東大の模試で英語が60点に届かない程度でしたが、MEPLOで英語の速読多読に取り組んだ結果、本番では試験時間の半分くらいで問題を解き終え、ほぼ満点を取ることができました。得意の数学がふるわなかった中で合格の大きな要因だったと思っています。また、大学に入ってからも学術論文を含めて多くの英語を読む機会が多くあり、MEPLOで身につけた速読多読スキルはとても役に立っています。
後輩へのメッセージをお願いします。
自分だけの強みを磨いてください。研究は他の人がまだやっていないことにいかに早く取り組むかがポイントです。興味あるものを見つけたらどんどん調べてみましょう。思いついたことがあればまず行動してみること、手を動かすことも重要だと思います。
「ここだけは人に負けない!」というものを見つけると良いですね。ひとつでダメなら組み合わせて負けないものを作るとか、人生は一本道だと思わずに分野を越境して考えることも時に必要です。
“ハイレベル”と“アットホーム”の両立
青木 建吾さん
MEPLO2011年卒
筑波大附属駒場高校、東京大学法学部卒業
国土交通省入省、復興庁宮城復興局で東北の復興に尽力
MEPLOの特徴、良さは何でしょうか?
少人数制だからこそ講師から直接きめ細やかで手厚い指導をしてもらえることです。これが一番の良さであり、特徴だと思います。また、同じ目標を持つ選抜されたハイレベルな同級生に囲まれることは刺激にもなりました。
文法や公式、歴史上の物事等をただ覚えていくだけではなく、それらが「なぜ」そうであるのか、といった本質的な部分から学ぶことができました。通常の東大入試突破のためのノウハウはもちろん、その先で役立つ知識も得られたと思います。講師の授業のレベルの高さ・面白さは、東大入学後にも「MEPLOは凄かったのだ」と実感したほどです。
また、現役の東大生に気軽に相談や質問ができるだけでなく、過去問の添削指導もしてもらえる環境は他にないと思います。
MEPLOで得たもの、社会人になってから気づいたことなどはありますか?
MEPLOで指導してもらった「本質的な部分から学ぶ」ということ、そしてそこから得た「考える力」は、その後の公務員試験に臨むにあたってもとても生きていました。
また、合格に向けての自らの課題を認識してその克服のための適切な勉強法を探し、ときに自分の意識や集中力をコントロールしながらそれを実行していく、という作業を自分なりに考えて行ったこと、そしてそれが結果に繋がったという自信を得たことは、社会人になって様々な目標・課題と向き合う際に役立っているし、今後も役立つだろうと思います。
MEPLOでのエピソードはありますか?
高3の文化祭の準備期間にしばらく授業に行けず、久しぶりに行ったとき「おかえり」と声をかけてもらえたこと。第2回東大オープンの時期に重なり、勉強不足がたたりD判定でしたが「君は大丈夫だから」と講師、職員、フォローの人たちが言ってくれたこと、その後合格という結果を発表当日に報告に行ったら、その皆さんがとても喜んでくださったことです。
後輩へのメッセージをお願いします。
自分は、MEPLOに通わなければ今の自分はなかったと思っています。そんなMEPLOでこれから受験生活を送る皆さんはぜひ楽しみにしてほしいし、自信を持ってほしいです。力を伸ばすための道筋・ヒントは数多く提供してもらえます。それをどう活かすかは自分次第。活かさなければもったいないです。
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