vol.14浅野 峻汰さん（2022年度取材） | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「Ｋ会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | Ｋ会

浅野：小学生時代は塾に通ったことがありませんでしたが、中学入学を期にそろそろ行ってみようかと思い、母と一緒にネットで探しました。「数学オリンピック」「塾」で検索してヒットしたのがＫ会です。新中1生対象の体験授業を行っているようだったので早速参加してみました。

浅野：早稲田大学があるので当時は大学受験をするつもりはありませんでした。もともと勉強は好きだったのですが、受験勉強のような学習にはあまり興味がなかったので、テスト等にとらわれず、好きなことを楽しく学べるというＫ会のスタイルが自分に合っていると思いました。私の今まで持っていた塾のイメージとはだいぶ違っていましたね。そこに惹かれました。

浅野：先生方はとても親切、丁寧に対応してくれたと思います。授業以外の質問、たとえば、数学オリンピックのこと等にも。普通の塾ならば、いったん預かって1週間位後に答えてくれるようなことにも、その場ですぐ、しかも模範解答も見ずに答えてくれたことには結構衝撃を受けました。中学生の質問とはいえ、Ｋ会はかなり高度な内容を学んでいるので、何も見ずにその場で一緒に考えて教えてくれる先生方には本当に驚きました。

浅野：Ｋ会の授業で良かったのは、「今、君たちは中1だからここまで」というような縛りが無くて、学問的に嘘が無いように包み隠さず教えてくれたところです。その時は理解が不十分でも、後でテキスト等を見返してから分かることも多かったです。そこが凄く良かったですね。

浅野：全部捨てずにとってあります。他の塾のテキストは受験が終わると要らないものが多いですが…。大学に入ったばかりということもあり、今は少し忙しくてなかなか手が回っていないのですが、自分のやることリストに「Ｋ会のテキストをもう一度読む」というのはしっかり入ってます（笑）。実際、大学に入ってから気になって読み返したことは数回ありますよ。

浅野：書籍が良かったです。貸し出しも行っているので、先生が勧めてくれる本をよく借りていました。英語の先生に教えていただいた「言語学の教室」は特に印象に残っていますね。他にも数学等、読んで面白かったものは自分でも購入していました。また、先生と生徒の共有スペースには、ルービックキューブをはじめ、いろいろなパズルがさり気なく置いてあったりと、知的で楽しい空間でした。

浅野：先ほどの話と重なりますが、「自分はまだ中1だから」とか「これは高校生で習うから」とか学問の世界からしたらどうでも良いことを、自分でも本当にそのように思えるようになったことが一番の収穫かと思っています。たとえば、お酒は二十歳からと決まってますけど（笑）、この定理は高校生からとか論理的な根拠があまり無いことって世の中に割とありますよね。変な縛りにとらわれず、しっかり勉強できた。そういう世界を味わえるのはＫ会だけかな。
また、同じ授業を取っていた一歳年上の方も東大に進学していますが、今でもLINE等でやり取りをしています。そこも無学年制の良いところですね。自分の高校は附属なのでほとんど東大に先輩がいないし、普通の塾ならば同じ学年の知り合いしかできないですからね。

浅野：受験勉強にとらわれたくない人、何と言うか、ちゃんと勉強したい人、たとえば、「大学の合格点を取れたら、もういいや。」というような人、このほうが多数派かと思いますが、そういう人ではなく、数学なり英語なり情報科学なり、しっかりと根本から学びたい人に勧めたいです。最初のうちはあまり学習の効果が表れなくても即効性を求めるところではありません。

浅野：気になったことはどんなことでも質問しましょう。もちろん良い質問をすれば、質の高い回答をいただけると思いますが、どうでも良いと思えるようなこともどんどん質問してみると良いと思います。そういう疑問を自分の中にため込んでいると学問的に些末なことに無駄な時間を費やしてしまっている可能性があるので、恥ずかしがらずに聞いてみましょう。聞いてみたら単純な計算ミスだったりすることもあるし、決して損することはないと思います。逆に意味のあることだったら、先生がしっかり考える時間を与えてくれます。
それから先ほども言いましたが、せっかくの少人数なので、できれば在籍中に周りの人と交友関係を築いておくのも良いかと思います。Ｋ会には多才で向学心の強い人が多いですから、将来的にお互いに刺激し合える良い関係を続けられれば理想的です。

どうもありがとうございました。これからもＫ会で学んだ経験を活かして、充実した大学生活を送ってください！