vol.12青柳 俊吾さん(2020年度取材) | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「K会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | K会
卒業生インタビュー「K会と私」~卒業生に、K会についてお話しいただきました~
■vol.12(2020年度取材)
青柳 俊吾さん(東京学芸大学附属高校出身)/東京大学理科一類進学
東京学芸大学附属高校卒
中学3年生の夏期講習を受講後、3学期より入会。M1から受講を開始し、数学の楽しさコースに進む。現役で東京大学理科一類に合格。
K会のことはどのようにお知りになりましたか?
青柳:母からの紹介です。中学2年生までは部活が忙しかったのですが、部活を引退し少し時間ができたので数学の勉強がしたいと思っていました。そんな中、母がいくつか塾を探してきてくれて、その中の一つがK会でした。他の塾の体験授業にも参加したのですが、K会の夏期講習(「数学:整数論・英語:ギリシャ神話はどう読まれてきたか?」)を受講し、他とは違うアカデミックな感じ、遠くを見据えて学ぶことができるところがいいなと思いK会に通塾することに決めました。
数学は小さい頃から好きな科目でしたか?
青柳:小学生のころは数で遊ぶのが好きでした。中学生になり「素数の音楽」という数学の本を読み、数学に興味を持つようになりました。それが数学の勉強をしたいと塾を探し始めたきっかけでもあります。
講習やレギュラーも含めて印象に残っている授業は?
青柳:中学3年生の時に初めて受講した英語の夏期集中講座「ギリシャ神話はどう読まれてきたか?」が強烈に印象に残っています。もともと英語は苦手なので数学と一緒に勉強できたらという気持ちで受講しました。英語力のない状態で、ハイレベルな内容の授業だったのでとにかくきつくてきつくて。けれど、その中でやり切ってみたら英語力が伸びていると実感ができて、すごいなと。日程が合わず受講できなかったのですが、数学だけでなく英語も通塾したいと思うほどでした。
数学はどうでしたか?
青柳:数学は全体的に楽しかったなという印象があります。その中でもM2(※)の後半で学ぶ極限の厳密な定理とかリーマン和と積分といった解析の分野は、結構楽しかったですね。難しかった分野でもあるけれど、じっくりと腰を据えて考えていけばわかるのが楽しくて。最初は全然わからなくても、じっくり自分で考えていくと「あぁ、そういうことか!」って。帰り道などはずっと考えてました。
K会に通うにあたって予習などはしていましたか?
青柳:一通りテキストを眺めてから授業に臨むようにはしていました。しっかり理解できるようになるまで時間をかけて予習するのは大変なので、とりあえずどういったことを学ぶのか目を通すという具合です。僕は物理も受講していたのですが、解析力学などはまだ大学でも扱っていません。そういう深いことを学んでいるので、予習よりも復習プリントを毎回提出するなど、復習を大切にしていました。
印象に残っている先生は?
青柳:全員そうなんですけど、先生たちは証明などをテキストに載っているものとは違う書き方をするんですよ。僕だったら教えるとき、テキストの例をそのまま書き写してしまうと思うんです。そうではなくて、ここはこうするのがいい、こっちの方がきれいだよねって自分で考えて板書されていたんです。
マニュアルを真似して教えているのではなく、自分で理解して整理したものを教えてくれているんだっていうことがすごく伝わってきて、すごいなって思いました。
すごいという点では、西本先生が僕のつまっているところをみて、ここが怪しいよと教えてくれたことも印象に残っています。パッと見ただけなのに、躓いているところを見つけてくださって。びっくりしたし、すごい!と衝撃を覚えました。
K会のテキストはどうですか?
青柳:これさえあれば十分という部分を的確に抜き出してあると思います。本質を抽出して書いているので、それを見れば本質的な部分は理解できる。今でもK会のテキストは全部取ってあって、時々見返しています。K会で見たなっていうものも大学でちょいちょい出てきて、「あの時勉強したのはこういうことだったんだ」って。K会では大学につながること、それ以上のことを学んでいたんだなと改めて思います。
K会での学びが大学受験で役立ったことはありますか?
青柳:一番は数学の考え方がわかったことです。テクニックだけを覚えても東大入試は乗り切れないと思います。僕は中3でM1(※)を、高1でM2を受講したので高校2年生に入るときには一通り数学を学んでいたことになります。高校の教科書ではあまり書かれていない部分もK会ではしっかり教えてもらえました。分野ごとにこういうことをやっているのだという核心の部分を教えてもらったので、本質を理解したうえで受験勉強を始めることができたのは大きかったです。K会の学びは受験数学とは違うので、教えてもらったことを入試の問題に活用するのは苦労しました。けれど、一度それができるようになるとすごく成績が伸びた。それはテクニックではなく、問題を解く素地をK会で養ってもらったからだと思っています。
これから入会を考えてる人へのメッセージをお願いします。
青柳:数学を体系的に、それでいて厳密に学べる塾は他にないと思います。現代数学を中高生で学べるというのも魅力的です。難しいと思う事も多いですが、その難しいことをじっくり考えて、それを理解できた時の達成感は何事にも代えがたいものがあります。そういう学問をする楽しさを追求できるのがK会の良いところだと思います。
また、講師のみなさんはとにかくすごい方達なので、たくさん質問や相談をしてどんどん利用して欲しいです。
文中の(※)はK会の数学講座のコースの名称
M1:5年間カリキュラムの1年目講座
M2:5年間カリキュラムの2年目講座
▼5年間カリキュラムの3年目以降は「現代数学」コースと「数学の楽しさ」コースのいずれかを選択いただきます。
どうもありがとうございました。これからもK会で学んだ経験を活かして、充実した大学生活を送ってください。
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