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vol.10桝澤 海斗さん(2018年度取材) | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「K会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | K会

卒業生インタビュー「K会と私」~卒業生に、K会についてお話しいただきました~

「公式や定理だけを勉強するのではなく、MⅠから積み上げ、数学の基礎的な部分から始めて証明を重ねて勉強したのは、数学全般についてまっとうな勉強をしてきたんだ、という自信に繋がりました。」

桝澤 海斗さん

■vol.10(2018年度取材)
桝澤 海斗さん(開成高校出身)/東京大学理科一類進学

開成高校卒。
高校1年生の2学期からK会に入会。MⅢ・Yコースで学んだ後、Xコースに変更。現役で東京大学理科一類に進学。大学では数学科専攻に向けて勉学に励む。

K会のことはどのようにお知りになりましたか?

桝澤:母からの紹介ですね。高校に入ってから、数学の成績がよくない時期があり、人に見てもらう環境や時間を確保することが大事だと思って、学習塾を探していました。ただ、受験に特化したところだと僕はモチベーションがあがらないと思ったので、少し進んだことをやっているところを探している時に、K会を母から紹介されました。

数学は小さい頃から好きな科目でしたか?

桝澤:そうですね。小さいときから数遊びはやっていたように思います。例えば、数字を見て、「この数字とこの数字を足すと2の○乗になるから、ああなんかきれいだな」とか(笑)。あとは、母の影響もあります。僕の母も数学が好きで、算数オリンピックの本を何冊か薦められて小中学生のときに読んでいました。そういう背景もあって学校の算数や数学の授業が得意でおもしろいとはずっと思っていましたね。

K会の授業に対してはどんな印象を持ちましたか?

桝澤:僕が最初に受けたのはMⅢ・Yコース(※1)でした。授業の前半部分は知っていることも多かったのですが、後半部分は高校数学のカリキュラムにはないものも多く、ついていくので精一杯でしたね。ただ、全11回(※2)の講義がきちんとつながっていて、一つの流れになっていたので、「次の授業はどんな内容だろう」と毎回楽しみで、とてもおもしろかったです。

講師についてはどう思いましたか?

桝澤:国際大会でのメダル獲得経験など、経歴がすごくてとても優秀な人が多いなと思っていました。K会に入会するとき、先生に相談に乗ってもらって、「君なら大丈夫だよ」と背中を押してもらったことは、今でも大学で「数学科」という道を進むうえでの自信になっています。

YコースからXコースに途中で変更しましたね。

桝澤:当時僕が受けていたコース(MⅢ・Y)の授業で僕の様子を見た先生が「退屈しているのでは」と思ってくれたのか、自然とK会のYコースのテキストを超える範囲を教えてくれるようになっていました。それならば、高校数学の範囲を超えたものを体系的に学ぶことができるXコースに行きたいと思うようになりました。

Xコースは受けてみてどうでしたか?

桝澤:現在、大学でも同じような内容の勉強をしていますが、今から見ると高校生でも理解できるような授業やテキストの構成になっていると思います。ただ当時はやはり難しいと感じましたね。それでも、自分にとってはYコースに比べてとても刺激的でした。僕としては自分の出来る範囲ばかりをやるよりは、今まで見たことのないものをやらないと成長できないと考えていて、高校生の段階でそれに気づけたのはすごく大きかったですね。

集中講座もいくつか受けていましたね。

桝澤:一番印象に残っているのは「整数論2」です。「数学ってこんな風に成り立っているのか」ということがこの講座ですごくよくわかりました。「整数」という身近で具体的なものを抽象的な世界に持っていって、論理を積み重ねていくことで新しい物事がわかる。そんな体験ができたのは自分の中ですごく衝撃的でしたね。中学高校で学ぶ数学だと、なかなかこの様な経験は出来ないので、個人的には中高生のうちに体験しておいた方がいいと思います。

授業がなかなか理解できないとき、どうしていましたか?

桝澤:僕の場合は、解析、微分・積分、ガロア理論の授業でつまずくことが何度かありました。そんなときは、今も大学での勉強でやっていることですが、ノートに命題と証明を書いて、自分なりのイメージや説明文を付け加えたり、その証明を図式化したりしていましたね。「わからない」状態をそのままにしておくとそれが積み重なって諦めにつながるので、そこをぐっとこらえて気長に付き合っていけたら、数学は絶対自分のものになると思います。あとは、K会の講師に質問に行くべきですね。僕のときもそうでしたが、質問があれば本当にいつでも答えてくれます。その環境を使わない手はありません。

大学受験では、K会の数学は役立ったのでしょうか?

桝澤:数学の本質に早くから触れていたことで、基本的なところをきちんと押さえた、評価される答案の書き方が身についていたと感じます。受験数学では解答だけでなく、そこにいたるプロセスも同じように重視されます。例えば学校のテストでは、答えは全く同じなのに、友達の点数は僕の半分以下だったということもありました。僕は受験数学には苦労した方ですが、最後の最後に救ってくれたのは、基本的なところを押さえたうえで論述する姿勢や、背景まで理解して問題を理解する力でした。K会での学びは、それらを養うためのものだったと感じます。

大学では、K会で学んだことが生きていると感じる部分はありますか?

桝澤:多くの場面で役立っています。大学の講義では高校数学との違いに戸惑ったり、苦労する人も多いのですが、僕はスムーズに理解できました。これはセンスの問題ではなく、経験値の問題だと思います。僕の場合、K会で抽象的な概念や高いレベルの問題に多く触れていたおかげで、今はより深いレベルで理解できていると感じますね。

大学では数学科に進む予定ですか?

桝澤:もっといろんな選択肢があるのではないかと迷いました。ただ、大学でさまざまな分野を勉強する中で、数学の必要性が高まっていると感じるようになりました。たとえば、「どういう道路を建設すればどれくらい渋滞が解消されるか」という問題に対しても、数理モデルを使って検証することで、解決の糸口を見つけることができます。このように数学は幅広い分野にも応用できると思い、「それだったら数学の中で、自分の学びたいことを追求しよう」と。ですので、今は数学科に進む予定です。

現在の会員、またこれからK会で学ぶ人たちへのアドバイスをお願いします。

桝澤:K会には「本物の数学」があります。「将来役立つかどうか」だけで簡単にまとめてほしくはありませんが、それを今のうちに経験しておくことは、教養にもなるし将来全然関係ないようなところでも役立つと思います。K会は、現代数学を学びたいと思えばいつでも学べて、それを「学問」として研究している優秀な講師から学べるという非常に貴重な環境なので、ぜひ最大限に生かしてもらいたいですね。

どんな人にK会を勧めたいですか?

桝澤:小さい頃から算数や数学が好きで取り組んでいた人にはK会は絶対合うと思います。ただ、僕はそうではなかった人、今まで熱心に数学の世界に触れてはいないけれどもちょっと興味があると思った人にも、ぜひお勧めしたいですね。自分の年齢とか能力に関係なく、興味に基づいて受講できる環境っていうのは、実はそんなに多くはないと思います。内容が高度になるほど、人から教えてもらうことがすごく大事なのですが、そういう機会は、大学でも専攻として取っていないとなかなか確保しづらいように思います。K会はその機会が豊富に揃っているので、少しでも興味のある人はぜひ飛び込んでみてほしいです。

文中の(※)…
※1:K会の数学講座のカリキュラムについてをご覧ください。
※2:年間講数は、1・2学期11講、3学期7講です。
MⅠ:5年間カリキュラムの1年目講座
MⅡ:5年間カリキュラムの2年目講座
MⅢ:5年間カリキュラムの3年目にあたり、Xコース(現代数学)とYコース(中高数学・発展)のいずれかを選択いただきます。Yコースの場合は「MⅢ・Y」と称します。

どうもありがとうございました。これからもK会で学んだ経験を活かして、充実した大学生活を送ってください!

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