vol.1 佐藤 嘉惟さん(2009年度取材) | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「K会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | K会
卒業生インタビュー「K会と私」~卒業生に、K会についてお話しいただきました~
「一度K会で学習しておくと、あとはすんなりと頭の中に入ってくるので、落ち着いて勉強することができます。最初は記号を使うことすら難しかったのですが、体で覚えたというか、必然的に考え方がわかってしまうというか。」
■vol.1(2009年度取材)
佐藤 嘉惟さん(筑波大学附属駒場高校出身)/東京大学文科三類進学
中学1年の春からK会に通い、5年間のカリキュラムを修業(数学・英語)。高2の夏からはMEPLOの授業も併せて受講し、現役で東大に合格。
K会に通うようになったきっかけを教えてください。
佐藤:塾と言うよりは知的に遊んでいる空間という感じが気に入りました。中1から通い始めましたが、大学受験を前面には押し出していない、一歩引いた大人のような雰囲気を中学生でも感じました。親から言われたわけではなく自分で決めました。
実際に通ってみてどんな雰囲気でしたか?
佐藤:とにかく楽しかったです。塾と言うよりは放課後の勉強のサークルといった感じです。
数学の授業は?
佐藤:受験という狭い意味の勉強ではなく、学問的に通用するレベルの授業だったと思います。特に高校に入った頃から感じ始めたのですが、一度K会で学習しておくと、あとはすんなりと頭の中に入ってくるので、落ち着いて勉強することができます。最初は記号を使うことすら難しかったのですが、体で覚えたというか、必然的に考え方がわかってしまうというか。頭を使って考える材料を十分に与えてくれるので、いわゆる受験の練習よりはずっと楽しかったです。
英語の授業は?
佐藤:もちろん中学に入ったばかりの頃は、未知の言語でしたが、いきなり「音声学」を取り入れた授業は新鮮で本当に面白かったです。結構発音も鍛えられました。それから、テーブルを囲んでの授業スタイルがとても良かったです。仲間もできましたし。時々その仲間と脱線して、授業中に政治や思想の話で盛り上がったりしました。生徒同士のあまりの熱の入った討論に少々授業を滞らせてしまって申し訳ないことをしましたが、先生も時には一緒に議論に加わってくださり、深い知識を披露してくれました。とても刺激的な授業だったと思います。
高2からMEPLOにも通い始められましたよね。
佐藤:K会のカリキュラムは5年で終了するので、高2の夏からはMEPLOの授業も併せて受講しました。K会で自分の頭でしっかり考えるという習慣が身に付いていましたから、結果を出すという勉強方法をMEPLOで習得できたことで、受験には非常に大きな力になったと思います。
大学で何か役に立っているようなことはありますか?
佐藤:先日、東大の「歴史学」の講義で教授に勧められた文献があるのですが、以前K会で既に読んだものだったので大変驚きました。『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド著)という本で、ピュリッツァー賞受賞作です。既に高2でこんな書物に自然に触れていたのです。東大の「英語演習」の授業もアカデミックで、教養英語と専門英語の架け橋といったイメージなのですが、私にとっては何かK会っぽい感じがしています。
将来の夢は?
佐藤:今は研究者をめざしています。「比較日本文化」といった世界的な視野から日本を考えていきたいと思っています。5年間K会で培われた視点ですね。
どんな方にK会をすすめたいですか?
佐藤:先生も生徒もとても個性的です。K会にいると自分も個性的でいたいと思えますし、好きなことを本当に極めたくなります。塾という縛りにとらわれていないところがK会の良さです。先生との、あるいは仲間との一種の緊張感のようなものは他ではなかなか得がたいものです。ある意味、大学より知的かなとさえ思えることがあります。そういう雰囲気、空間を求める方にはぜひ訪れていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。これからもK会で学んだ経験を活かして、頑張ってくださいね。
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