セミナーレポート 2018年度 セミナーレポート | フォロー体制 | K会とは | K会
さまざまな分野への興味・関心を高めるためのセミナーを、年3回実施しています。
多彩なテーマをもとに、普段とは違ったアプローチで皆さんのモチベーションや知的好奇心を高めていきます。セミナーの講師は、K会の講師および現在は各界で活躍する講師OB・OGがつとめます。
2018年3月18日(日)開催
数学の未解決問題に挑戦しよう ~素数の不思議~
伊藤 哲史(京都大学大学院理学研究科 准教授)
【参加者の声】
2018年7月22日(日)開催
トレーディングに潜む数学 ~モノの値段の決まり方~
関 典史(元K会数学科講師/モルガンスタンレーMUFG証券勤務/国際数学オリンピック金メダリスト)
トレーディングという言葉を聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。取引所で叫びながら売買している人たちを映画などで見たことがある、あるいは最近話題になったビットコインについてニュースなどで見聞きした人もいらっしゃるでしょう。中には一種のギャンブルのようなイメージを持っている人もいらっしゃるかもしれません。トレーディングとは、なんらかのリスクを伴った投資であり、もちろん損することも得することもありますが、おそらく多くの人が思っているよりも極めて論理的なモノであり、数学的なおもしろさが潜んでいます。
今回の講演では、そのトレーディングに潜む数学的な要素について解説しようと思います。株式や為替などはみなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、世の中でトレーディングの対象となっている金融商品にはさまざまなモノがあり、複雑なモノになればなるほどいろいろな形で数学的要素が現れます。なんらかの「モノの値段」が決まるとき、そこには必ず数学が潜んでいるのです。
金融や経済の知識は全く必要ありません。講演者も大学で数学を研究していましたが、現在のトレーダーという職業に就く前はほとんどそういった知識はありませんでした。トレーディングの数学的なおもしろさに焦点を当てつつ、講演者自身の仕事内容も織り交ぜてお話ししようと思っています。中学生から高校生、保護者の方までどなたでもご参加いただけます。ぜひ、お誘いあわせのうえ奮ってご参加ください。
【参加者の声】
2018年12月16日(日)開催
医療の未来予想図 ~医者もまだ気づいていない、医療に起こりつつあるパラダイムシフトとは~
須田 万勢(元K会生物科講師/聖路加国際病院医師/中3からK会にて数学・英語を受講)
私たちの健康維持にとって欠かせない医療。「人を健康にする」という目的は同じでも、その手法や考え方は時代(近代や現代)や地域(東洋や西洋)などによって大きく異なることもあります。今私たちが受けている治療も10年後には全く違ったアプローチからなされている可能性も大いにあるのです。
このセミナーでは、医療現場の最新の知識をお伝えするのではなく、日進月歩で発展を続ける現代の医療が将来どうなっていくかという「予測」をお話しします。最近、病院での仕事が終わってからさまざまな職業の方々とお会いし、さまざまな分野の勉強をしていると、医療を外から見る目が少しずつ養われてきました。その目線をふと未来に向けると、いくつかの絵が見えています。
一つは、治療が難しいとされる病気の治療が、新規薬剤の開発よりも、生活習慣に対する個別的な介入に重点が置かれるようになるという絵です。二つ目は、東洋と西洋の人体に対する考え方が、「リアルタイムの解剖学、生理学」に基づいて統合されていくという絵。三つ目は、医療の進歩が患者さん、あるいは一般の人たちの行動から促されていくという絵です。このセミナーを通して、みなさんと医療の未来について一緒に考えていきたいと思っています。
医療についての詳しい知識は全く必要ありません。生物学が好きな方、将来医師になることを少しでも考えている方、医療現場に興味のある方等、中高生はもちろん、保護者の方もご参加いただけます。セミナーの最後には、講演者の中高・大学時代や現在の仕事についてもお話しようと思っています。それでは、当日お会いできるのを楽しみにしております。
【参加者の声】
バックナンバー
-
資料請求はこちら