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受験対策をする 京都大学をめざす|河合塾の難関大学受験対策

チューターが語る受験対策 チューターが語る受験対策

京都大学をめざす受験生へ河合塾の進学アドバイザーがアドバイス

河合塾の進学アドバイザーである京大チューターが、京大受験のポイントと対策をアドバイス。チューターのアドバイスを基に、京都大学合格に向けて受験対策をはじめましょう。

京大入試の特徴

京都大学の入試がどのようなものか知っていますか?まずは入試の特徴についてご説明します。

京大の二次試験は科目数が多いうえ、試験時間が長い

京都大学の二次試験は、他の国公立大学と大きく異なり、科目数が多いところが一番の特徴です。理系でも国語が必須ですので、大きな負担になります。

また、試験時間の長さも大きな特徴です。一番短い地歴でも90分で、一番長い理科は180分ずっと解き続けることになります。長時間の集中力が求められる大学ですので、スタミナが必要になります。
高校の授業だと、90分より短いところが多いので、日常的に90分以上集中して問題に取り組む訓練は、なかなかできません。できるだけ低学年のうちから、河合塾の授業のように90分を1単位とする考え方で勉強するといった習慣をつけておきましょう。
長い時間の集中力というものは短期間では養えませんので、少なくとも高校3年生の春からはそういう練習をした方が良いでしょう。少しずつで良いので、できるだけ早く、長い時間集中して勉強する習慣をつけ始めてください。

京大レベルの問題を解く前に

高校3年生になったからといって、むやみに京都大学レベルの問題を解くことはやめましょう。力がついてないうちにただ解いても、「全然できないな」となるだけです。基本的な力が身についていない間は、基礎の勉強をする方が良いです。
学校の教科書レベルのことが100%理解できていないと京都大学には歯が立ちませんので、教科書レベルの内容の理解に抜け漏れがないことを確認しましょう。抜け漏れの確認に有効なのは、模試の復習です。以前に受けた模試の復習を繰り返しやって、自分に足りていない部分を確認してから勉強をスタートしましょう。

科目ごとの特徴

二次試験の科目別の特徴や対策、共通テスト対策についてご説明します。

京大英語は言い換え能力や発想力が求められる

京大英語は言い換え能力や発想力が求められる

英語で差をつけられると非常に厳しくなりますので、必ず対策が必要です。
京都大学は英作文と和文英訳が毎回出題されていますが、ことわざのような「聞いたことはあるけれど英語での言い方がわからない」言葉が出ます。基礎的な単語力だけでなく、自分が知っている単語や持っている引き出しの中でどうやって言い換えて工夫して書くか、といった発想力が求められています。
そうなると、日本語や英語の文章をたくさん読んでおくことが必要ですが、それには時間がかかります。低学年のうちから、幅広く興味を持って本を読むことや、時事問題は入試に出やすいので、ニュースに対して自分なりの意見を持つ、といった習慣をつけておきましょう。

京大数学はプロセスを書けないと点がもらえない

京都大学の数学は、小問での誘導がほとんどありません。自分でイチから答案を作る必要がありますので、答案作成力が重要になってきます。高校1・2年生は特に、最後が合っていたら正解だと考える方が多いのですが、京都大学の入試数学はプロセスがきちんと書けずに答えだけ合っていても意味がありません。最終的に答えが合っていても、過程が間違っていたり、説明が足りていなかったりすると、どんどん減点されてしまいます。

そういった答案作成力は、高校1・2年生のうちからしっかり対策をしておかないと、すぐには身につきません。記述式の模試を受けて、自分が書いた答案と解答集を見比べて、どこで何点引かれたかをきちんと分析をしたうえで、「ここが足りていないから減点されているんだ」ということを一つ一つ覚えていくしかありません。
また、京都大学の解答用紙は、何も書かれていない白紙ですので、自分で区切り線をつけたりして見やすくきれいに書く工夫も必要になります。そういうことは最初からできるものではありませんので、河合塾では高校1・2年生から答案をしっかり書くカリキュラムになっています。

国語は低学年のうちから対策を

国語は文系も理系も全部で3題出題され、2題が現代文、1題が古文です。1題目の文章は共通ですが、2題目と古文の問題が文系・理系で異なるほか、理系は問題数が少なく、解答時間も短くなっています。
特に理系生は国語を後回しにしがちです。配点が他科目より低いため、おろそかにしがちですが、最低でも平均点はめざしてほしいところです。古文の常識的な部分を覚えておく、京都大学でよく出る和歌をしっかりやる、といった最低限の対策はしておきましょう。文意を説明する問題が出題されますので、きちんと文意をくみ取って正しく書く力が必要になります。対策には時間がかかりますので、低学年のうちから取り組みましょう。

京大医学部はより正確さや厳密さが求められる

京都大学は医学部医学科も他の学部と問題が共通です。他学部と同じように、京都大学の問題の対策をしっかりするというのが大前提になります。
ただし、共通テストで9割得点できないと厳しい、本当に僅かなミスが命取りになる学部です。二次試験の科目に関してもそうです。

京都大学の他の理系学部と同じく、国語が二次試験で必要となる点で、ほかの大学の医学部医学科より負担が大きくなります。
さらに、合格平均点は京都大学の他の理系学部より非常に高くなっています。他学部だと、二次試験の合格平均得点率は5~6割ですが、医学部は7~8割となっています。同じ問題といえども、より正確さや厳密さが求められます。

共通テスト科目は、模試の点数が安定しない科目の対策を

模試を受けて時間配分や配点、問題の分量がわかっている前提の話になりますが、共通テストに関しては高校3年生の冬期・直前講習で追い上げる生徒が多いです。
模試の点数が安定しない科目や苦手意識がある科目は、いつも良いコンディションで点数が取れるようになるまで時間がかかります。夏に問題集を1冊解いたり、夏期講習を受講して、どうすれば効率よく対策できるかプロの意見を聞いたり、夏休み頃から少しずつ対策しましょう。また、10月くらいから週に1回、共通テストの対策をする時間を設けるようにして、苦手科目だけでも時間を計って演習をした方が良いでしょう。

合格した受験生の共通点

自分に対して謙虚であることが大事

自分に対して謙虚であることが大事

特定の科目だけが飛びぬけてできるから合格、というケースももちろんありますが、全科目満遍なくできている生徒が多く、配点が低い科目で力を抜いたりすると、うまくいかないことが多いです。これは、バランスよく勉強した方が良いというよりは、「これくらい手を抜いても大丈夫」などと考えずに自分に対していかに謙虚にできるかが大事です。
また、アドバイスを受けたら自身を振り返り、自分に足りていない部分を伸ばしていく姿勢が必要だと思います。自分のやり方にこだわりすぎるのではなく、客観的な意見も受け入れて勉強を進めてほしいです。

添削指導は積極的に活用しよう

添削してもらうことに抵抗がない生徒は伸びます。自分の書いた答案を目の前で見てもらって指摘されるというのは、どうしても恥ずかしいし辛いものです。しかし、それができると大きく実力がつきます。学校の先生でも塾の講師でも、信頼できる人に自分の書いたものをみてもらう、指導を受けるということはとても大事です。

模試の活用法

模試の復習は丁寧に

模試の復習は丁寧に

模試は偏差値や判定はあまり気にせず、どの分野ができていないのか、なぜ減点されたのか、皆ができているのに自分ができてないところはどこなのか、ということを把握するために使いましょう。

基本的な部分、標準的な問題がきちんと解けるようになり、ある程度自分の学力に自信がついてきたら、模試の復習を、より丁寧に行ってください。できなかったことをできるように、何回も繰り返して復習してください。
また河合塾の京大入試オープンや全統模試の解説集は非常に丁寧に作られていて、さまざまなエッセンスが詰まっていますので、真剣に隅から隅まで読んで復習に活用してほしいです。

チューターを活用する

8月に行われる第1回京大入試オープンの結果を受けてネガティブになってしまう受験生は多いです。生徒から相談を受けたときは、受かるためには具体的にどこで何点上げたら良いか一緒に考えます。点数を計算して、たとえば英語であと25点伸ばそうとなったら、英語で25点なら英作文であと何点、英文読解であと何点くらい伸ばせそうだね、というように具体的に考えていくと、これなら頑張れそうだと思ってもらえることが多いです。河合塾では生徒一人ひとりに担当のチューターがついていますので、ぜひ積極的に相談してほしいと思います。

また、高校1・2年生に話を聞くと、模試の復習の仕方がわからないという方が大勢います。判定だけを見て、良い判定が取れないから京都大学はあきらめようと思っているなど、本当にもったいない相談をたくさん受けます。私たちチューターは、現役合格するためにはどうすれば良いか、一人ひとりの学習状況にあわせてアドバイスしますし、合格までの学習計画を立てて、最後までサポートします。

チューターが紹介している模試の詳細はこちら

受験生へのメッセージ

河合塾京大チューター

高校1・2年生に関しては、余裕がある間に、学校で習った内容や、どの大学でも出るような基本的な典型問題を解けるようにしておきましょう。また、自分の立ち位置を測るために模試をいくつか受けておくことをおすすめします。その際、志望校に少し幅を出して書いておくと、それぞれの志望者の中で自分がどれくらいの位置にいるかを把握できます。
また、「こんな判定しか取れないから無理だろう」のように、自分の可能性を狭めることは絶対しないでください。受験勉強は唯一フライングが許されるレースです。自分が始めると思ったその日が、受験勉強のスタートの日です。始めるのが早いに越したことはありませんから、できるだけ早く、焦らず着実に基本的な学習を積み上げていけば大丈夫です。

高校3年生に関しては、焦りがあったとしても、基本的な部分をわかっていないと思うなら、いったん基礎に立ち返り、基本的な部分、標準的な問題がきちんと解けるかを確認してから前に進むようにしましょう。
大事なことは、絶対にあきらめないことです。自分が一番行きたい大学に合格するために何をしないといけないのか、ということを逆算して計画を立てて勉強していきましょう。
今から始めようと思ったら、まずは気軽に近隣の河合塾校舎窓口にお越しください。私たちチューターが、皆さんにあった学習のポイントや学習計画をアドバイスします。京都大学合格をめざして、一緒に頑張りましょう。

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