大学個別試験の目標得点率 知っ得!医学部合格の処方箋 知っていますか?~知識編~ | 知っ得!医学部合格の処方箋 | 医の知の森<近畿地区医学科進学情報センター>
誰も教えてくれない目標点の算出法がある
大学によってこんなに違う!センター試験でボーダー得点率とれた場合に目標としたい二次得点率とは?
センター試験でボーダー得点率とれた場合、二次試験で合格最低点に達するにはどれくらい得点があればよいかについて、お伝えいたします。
「大学の個別試験で何点くらいとれば合格しますか?」これは極めてシンプルなご質問です。しかし、これにお答えするには、少し工夫が必要です。
国公立大学は、「合格者平均点・最低点」などの入試結果を総合点で発表していることが多いようです。これは「センター試験と大学個別試験の合計点」で、センター試験の得点を含んでしまっています。これでは「その大学の問題をどれくらい得点できれば良いか」がわかりづらくなります。
一方、河合塾の「入試難易予想ランキング表」の、「ボーダーライン(ボーダー得点率)」は「合否の可能性が50%」予測のセンター得点率を指しています。
そこで、大学が発表している「合格最低点(総合点)」から河合塾の発表している「ボーダー得点」を引き算すれば、一応はその目安になるのではないか、と考えられます。つまり、「ボーダー得点で大学に勝負をかけた場合、その大学の問題でどれくらい得点すれば合格最低点に達するか」ということです。
<グラフ1> 大学別二次試験最低得点率 近畿地区国公立大
(センター試験がボーダー得点率まであった時に二次で何%得点すると合格最低点に達するか)
注:和歌山県立医科大学について、得点発表は2016年度以降のため、2015年度のデータなし。
その発想によって作成したのが上記の<グラフ1>です。例えば、滋賀医科大学や京都府立医科大学では50%程度で「合格最低点」に達する一方、神戸大学では70%程度ないと達しないわけです。これは問題の難度が異なるための現象です。これを参考に、志望大学の問題への手応えを確かめてみることをおすすめします。