新入試Navi 変わる大学入試-新課程入試- 受験情報
新課程入試がまもなくはじまる。河合塾なら分析・対策は万全!
2025年度入試では、大学入学共通テストをはじめ、大学がそれぞれ行う入試も、高等学校の新しい学習指導要領(いわゆる新課程)に対応した内容に変わります。新しい入試のポイントを確認して、効果的な対策をしましょう。
新課程入試で問われる学力とは
2022年度から始まった、高等学校の新しい学習指導要領には、「予測困難な社会で必要となる、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、 判断して行動できる「生きる力」を身につけてほしい 」という思いがつまっています。
「知識・技能」だけでなく、「思考力、判断力、表現力」なども含めた「資質・能力の三つの柱」をバランスよく育むことをめざしています。
新課程入試の注目ポイント
大学入学共通テストの変更
新科目「情報Ⅰ」が加わります。多くの国立大学が「情報Ⅰ」を必須受験と発表しています。
「国語」は現代文が3問に増え、「数学②」は出題範囲が拡大し、それぞれ試験時間が10分延長されます。
「地歴・公民」は出題科目が大きく変わり、2科目選択する場合に組み合わせて選択できないパターンがあります。
個別学力検査の変更
国公立大学を中心に、新課程入試に関する情報が徐々に発表されています。
個別試験での「情報」は「出題しない」と明記する大学が多いです。
共通テスト試作問題でひも解く、2025年度共通テストの出題傾向
大学入試センターから公表された2025年度共通テストの試作問題などを河合塾がいち早く分析。出題傾向の一部を紹介します。
- 大学入試センターから2022年11月に公表された試作問題をはじめとした各種資料を分析しています。
英語(リーディング)
何が変わった?
「読むこと」「書くこと」(スピーキングでは「聞くこと」「話すこと」)の統合をこれまでよりも意識した場面設定や設問形式が想定される
たとえばどんな問題?
共通テスト試作問題 英語(リーディング) 第B問 問1
「環境に配慮したファッション」について英語で書いた文章を教師のアドバイスを踏まえて推敲する場面。「読む」問題で「書く」力を問う意図が見られる。今までにない「見た目」の問題だが、「文脈上必要な文を補う」趣旨の問題は、過去に、センター試験でも出題されている。
数学
何が変わった?
・数学Ⅰ,数学Aは選択問題がなくなり、全4問必答となった
・数学Ⅱ・数学Bが、数学Ⅱ,数学B,数学Cに変更。選択問題は4問中、3問を選択解答する
・数学Ⅱ,数学B,数学Cの試験時間は10分増の70分になり、大問数が増加
・課程変更により、新たに追加された内容がある
たとえばどんな問題?
共通テスト試作問題 数学Ⅰ,数学A 第2問 [2]データの分析
新たに追加された「仮説検定の考え」に関する内容。ある空港の利便性について30人中20人が「便利だと思う」と回答したとき、「便利だと思う人の方が多い」といえるかを判定する問題。問題の読解力と方針に従った考察力が解答のカギ。
国語
何が変わった?
・国語の試験時間は10分増の90分になり、大問が一つ追加
・文章の読解だけでなく、図やグラフを正確に読み取る力やそれらを関連づけて解釈する力が求められる
・いままで以上に、解答の時間配分とスピードが必要
たとえばどんな問題?
共通テスト試作問題 国語(現代文) 第A問
気候変動の影響について調べてレポートを書くという場面が設定され、それに関する複数の資料の理解を問う問題
情報Ⅰ
2025年度共通テストから「情報Ⅰ」が新設
・情報Ⅰは身の回りの仕組みや事象における問題の発見・解決に向けて、情報の科学的理解や技術と結び付けて捉え、効果的に活用する力を育む科目
・2022年11月公表の試作問題においても、科目のねらいに即して、身近な社会の中の仕組みや事象を題材に取り上げ、問題の発見・解決に向けて考察する問題が出題されている
・多くの国立大学などが、共通テスト科目として「情報」を課すことを発表している
たとえばどんな問題?
共通テスト試作問題 情報Ⅰ 第2問 A
日常で利用されている二次元コードについて、その仕組みや知的財産権との結びつきの理解、二次元コードを生成するという過程を通して規則性や特徴を考察できるかを問う問題。
共通テスト試作問題から見えてくる学習ポイント
これまでの出題傾向を知る
共通テスト試作問題の多くは、現行の共通テストの特徴を踏襲していました。解き方のヒントは過去問にも隠れています。
普段から「読む」「解く」スピードを意識して問題を解く
問題の意図を読み解き、限られた時間内で解答するには、問題演習が大切です。
受験は情報戦
今後も新しい入試情報が更新されます。
河合塾の厳選された入試情報で受験への万全の備えをしましょう。
受験を知り尽くした河合塾だからこそできる
現役合格のための高校グリーンコース
入試が変われば河合塾も進化します。
河合塾は、独自のノウハウで入試で求められている力の変化をとらえ、授業やテキストに反映しています。
入試問題を独自に分析した結果をテキストに反映!
例えば河合塾のテキストは、講師の知見や経験に加え、学力要素の分析結果(数的根拠)に基づいて作成されます。これが、「思考力・判断力・表現力」の基盤を作り、受験に対応できる確かな力を育てます。
テキストには問題を解く際に意識できる工夫がいっぱい
「思考力・判断力・表現力」を意識して解くことで、受験に必要な力を身につけることができます。
新課程入試を勝ち抜こう!
河合塾から受験生の皆様にお役立ち情報を発信しておりますので、お気軽にフォローください。