300名に聞いた「将来、憧れの職業を現実にするには」 受験情報
将来なりたい自分を考えたとき、大学受験は人生を決める大きなターニングポイント。そして、将来への第一歩を確実にするのが、高校時代の過ごし方といえそうです。そこで、憧れの職業に就いた300名の先輩に、高校生へのアドバイスを聞いてみました。
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憧れの職業に就いた先輩たち。きっと日々やりがいを感じ、バリバリ仕事をしているはず……。そこで、現在の仕事にやりがいを感じているか聞いたところ、約8割の人が「やりがいを感じている」と回答。さらに、4人に1人が強くやりがいを実感していることがわかりました。2007年の厚生労働省の調査によると、仕事のやりがいを感じている人は全体の16.6%という結果。つまり、憧れの職業に就いた先輩の満足度は、約5倍にものぼります。
素敵な人が生き生きと働いている姿を見て、私もこうなりたい!と思ったことがある人も多いのでは?そこで、先輩たちに現在の職業を志したきっかけを聞いたところ、一番多かった回答は「働いている様子を実際に見た」(18.3%)という結果になりました。以下、「家族が同じ、または近い仕事だった」(16.7%)、「家族の話、またはアドバイス」(13.7%)と続きます。職業を知るきっかけになるのは、実際にその職業の人が働く様子を見たり接した経験や、身近な家族の影響を強く受けていることがわかります。
先輩たちがいつから大学受験の勉強を始めたのかも気になるところ。全体では約半数の48.0%の人が高校3年生以降と答えていますが、医師、弁護士などの難易度の高い国家資格保有職種の先輩たちは、高校2年生で受験勉強を開始する人が多い傾向にあり、約半数が高校2年生までに始めています。また、教員になった先輩も高校1年生までに受験勉強を開始した人が26.9%を占め、比較的早くから始める傾向にあります。つまり、難度の高い国家資格が必要な職業や人気の高い教員になりたい人は、高校3年生になる前から受験勉強を始めていることがわかりました。
高校時代にもっとやっておけば良かったと思うことのトップは、「英会話の習得」(41.3%)でした。世界共通語ともいえる英語は、社会に出てこそ必要なもの。中高生からしっかり学んでおくことが大切です。ついで、「学校の勉強」(39.3%)、「苦手教科の勉強」(38.3%)と「勉強」が続き、4位には「恋愛」(36.3%)という回答も。高校生時代には、その時にしかできないことがたくさんあります。特に大人になってから後悔しないように、勉強はサボらずきちんとやっておいた方が良さそうです。
夢を叶えた先輩から高校生へ、夢を見つけるために高校時代に経験、努力した方がいいと思うことを聞きました。気になるアドバイスがあれば、ぜひ実践してみては?
高校生にとって一番大切なことは、将来の進路を決めること。まず、将来やってみたいことや職業を考えて、それが実現できる学部や学科、志望大学を決めることから始めましょう。「〇〇になりたい!」「この大学に行きたい!」という強い気持ちが受験勉強をするうえでモチベーションにもなります。まだ進路が決めきれていない方は、進路選択のための4つのステップを試すことをオススメします。
将来について考える
自分のやりたいこと、興味のあることを中心に、職業や学べる場所に関する情報を集めていきましょう。
文理の選択をする
進路選択の最初の分岐点となるのが文理選択で、8割以上の生徒が高1の3学期までに文理を決めています。
志望学部・学科を絞り込む
「将来の進路選択につながる学問」「興味のある分野」が学べるのはどんな学部・学科なのか。関連のありそうな学部・学科を選び出し、何が学べるのか少しずつ調べていきましょう。
志望大学を固める
受験勉強が本格化する高2の2学期になったら、いよいよ志望大学を絞り込んでいくことになります。志望大学を固めて、受験勉強を本格化しましょう。
【調査概要】
調査タイトル: 仕事に関するアンケート
調査方法: インターネットリサーチ
調査期間: 2017年1月24日~1月26日
調査対象: 20代~40代の憧れの職業※に就いた男女 300名
- 今回の調査では、医者や弁護士などの難易度の高い国家資格保有職種、小中学校の教員や教授などの教員・教諭、IT専門職であるシステムエンジニアやプログラマーなどを「憧れの職業」としました。
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