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「早大・慶大合格応援イベント」春の陣 イベントレポート | 体験授業・イベント

早大・慶大現役合格を、河合塾とともに。

講演の様子

早大・慶大入試真っ盛りの中、「早大・慶大合格応援イベント(春の陣)」が開かれました。およそ300名の新高1・2・3生と保護者の方にお集まりいただいて、来年度の入試に向かってスタートを切りました。第1部は、早大・慶大をめざすにあたり早くから知っておくべき事項についてのガイダンス。第2部は、「小論文に必要な読解力や大学が小論文で測りたい力」「英語学習の極意」をそれぞれプロの講師から講演が行われました。第3部OB・OGによる「わいわいトーク」では、高1・2生のときの過ごし方や部活との両立、夏休み中の勉強時間についての話がありました。最後に合格に向けてのアドバイスがあり、来場者の皆さんは、受験に向けての気持ちを新たにしました。

日時

2018年2月12日(月・振)13:00~15:50

会場

新宿パークタワー3F

対象

新高1・2・3生と保護者の方

プログラム1(レポート)

河合塾進学アドバイザーによる入試ガイダンス
「早大・慶大入試は、こう行われる」
河合塾池袋校 校舎長 鈴木勝洋

●早慶をめざすなら、今から知っておくべき入試制度と心構え。

講演の様子

第1部は、鈴木勝洋池袋校校舎長から、早大・慶大を目指すにあたって早くから知っておくべき事項についてのガイダンスが行われました。まず、偏差値、設置学部、キャンパスの場所などに続き、入試制度と注意点について、説明がありました。
入試制度については、早慶ともに一般入試の募集定員の割合が高いこと。理系学部は理科二科目が課され、学部によって指定科目も異なるため、理系の中でも大学でどの分野を学びたいか早くから決める必要があること。センター利用入試の有無、慶大は国語がなく小論文を課すこと。近年広がりつつある英語4技能の外部試験導入状況などについて説明がありました。
その上で、入試問題は高1・高2の学習内容が70~80%を占めるため、基礎をしっかり身につけることが大切とのアドバイスがあり、最後に、「今日から1年先の入試を見据え、毎日プラス0.01頑張れば1.01の365乗は37.8になるが、毎日0.01さぼると、0.99の365乗は0.03になってしまう。だから早大・慶大に行きたいという強い気持ちをもって、毎日努力を積み重ねて」とエールが贈られました。

プログラム2(レポート)

河合塾講師による学習ガイダンス ①
「早慶志望者のための“スタート”小論文」
河合塾 小論文科講師 中塚光之介

●小論文に必要な読解力、大学が小論文で測りたい力とは。

講演の様子

第2部の前半は、中塚光之介講師による、小論文対策についてのガイダンスです。まず、小論文の勉強は、論理性や起承転結といった構成に目が行きがちだが、課題文を読解する力を養うことが大切との指摘がありました。
そのためには、①課題文のどこに何が書かれているか流れを読み取って要旨や著者の主張を理解できる、②その上で、自分の経験に当てはめて読み、課題文に対応する具体例の提示と分析ができる、③独自の見解を出すために読んで、課題文を超え違う角度からの考察をする、の3段階で読解力をつけることが重要であり、勉強にあたっては、③の力をつけるのは難しいが、まず①の力をつけ、②の力をつけるためには抽象的なことは具体例に置き換えて考え、逆に具体的なことは抽象化して考える練習を徹底的に行うことが大切、とのアドバイスがありました。
そして学部別の出題傾向の解説後、「大学、少なくとも早慶は、小論文を通して、大学入学後教員や仲間と問題意識を共有し、対話できる学生かどうかをみている」と大学の意図が語られ、入試と大学での勉強のつながりを感じることができました。

プログラム3(レポート)

河合塾講師による学習ガイダンス ②
「早慶入試で勝つための英語学習」
河合塾 英語科講師 二本柳啓文

●1学期はBe cool!高3の英語学習のペースと極意を解説。

講演の様子

第2部後半は、二本柳講師から、河合塾偏差値60台前半の高3生を想定しての英語学習法が、具体的に伝授されました。
冒頭ではまず、早慶は、文系学部はもちろん理系学部も他大学に比べて英語の配点が高く、英語が重要であると説明がありました。続いて勉強のペースについて、新高3の春休みにこれまでの総復習を兼ねて猛勉強をして自分の限界を知ること。1学期は、春休みに知った自分の100%に対する80%の力で、学校も塾も無遅刻無欠席で、体調を崩さず、燃えすぎず、冷めすぎず、淡々と完走すること。特に能率が落ちがちな雨期も勉強のペースを維持すること。そして12月はセンター対策などに追われるので、11月が自分に必要な勉強をする最後のチャンスであることなどが語られました。
勉強の内容については、夏休みが終わるまでは、英語に他教科の1.5倍~2倍費やし、1学期は単語の暗記を中心に基礎を固め、センター試験の英語の第2問以降満点をめざすこと。夏休みに基礎を定着させること。2学期以降は、英語に偏らず、入試に必要な全教科の勉強に力を入れるようにとのアドバイスがありました。
続いて長文問題についての勉強の仕方、出題テーマの学部別特徴の解説があり、最後に、1学期は成績が伸びなくても焦らず“Be cool!”、最後は語い力が勝負の分かれ目になるので、勉強は“花より単語”と確認して、ガイダンスを終えました。

プログラム4(レポート)

河合塾OB・OG早大生・慶大生による合格わいわいトーク
「私たちの早慶合格作戦」
早稲田大学 創造理工学部・教育学部/慶應義塾大学 法学部・薬学部 計4名
聞き手:河合塾 英語科講師 二本柳啓文/小論文科講師 中塚光之介

●最後は、勉強の積み重ねが、自信につながる。

講演の様子

新高1・2生の来場も多かったことから、まず登壇者に、高1・高2のときはどのように過ごしていたかという質問があり、「部活中心だったが、定期テストの勉強はしっかりしていた」「河合塾の講師に厳しく指導されたことで苦手な英語を克服でき合格につながった」という話がありました。
続いて、勉強法についての質問に対しては、慶大の小論文と早大の現代文対策の両立について、早大の現代文を解く読解力は慶大の小論文にも必要であることや、夏休みの勉強時間は1日10時間から11時間が目安となるといった話がありました。また、模試については、偏差値や判定に一喜一憂せず、できない箇所の把握など勉強の指標とすることや、結果が悪くてもそれをモチベーションアップにつなげて欲しいとのアドバイスがありました。
最後に登壇者から、不安はつきものだが、漠然とした不安ではなく苦手な箇所を把握して根拠のある不安にすること。早めに受験勉強を開始し自分の勉強ペースをつかむこと。そして1問でも多く問題を解き日々勉強してきたことが、自信につながるといった、合格に向けてのアドバイスがあり、来場者の皆さんは、受験に向けての気持ちを新たにしました。

参加者の声(一部紹介)