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名古屋大学と河合塾のタッグで授業
名古屋大学との共催イベント「名大研究室の扉in河合塾」第54回 法学部を、2023年7月16日(日)河合塾千種校で開催しました。河合塾と名古屋大学が共同で行う特別イベントとして、中学生、高校生、高卒生、保護者の方を対象に、名古屋大学法学部の教員の方をお招きし、講演会や質問会を実施しました。生徒・保護者の方が名古屋大学の最先端研究者の講演を聞き、大学での研究の奥深さや楽しさを体感できる絶好の機会となりました。
名大研究室の扉 第54回法学部 懇談会質問シートの回答はこちら
教授 研究トピックス
これまで私の専門は「西洋」政治思想史(特に20世紀のドイツ)と呼ばれる分野に属していましたが、近年この学問領域では、その欧米中心主義的傾向に対する批判が顕著となっています。その動向を踏まえた上で、最近の私の学問的関心は、西洋世界の思想史についての「縦軸」の探求だけではなく、東アジアや日本における儒教や仏教や神道、イスラム教やインド思想、ラテンアメリカ、アフリカの思想など種々の文化的伝統との「横軸」の対話を通して、新たな政治思想研究のあり方を模索する方向性へと進んでいます。
大学院生の研究内容:刑事訴訟法
日本は世界と比較して犯罪の脅威が少ない「安全な」国と言えます。ではその安全を守っているのは一体誰でしょうか。もちろん警察は主要なアクターとして関わりますが、実際には自治会のような地域コミュニティや見守りパトロール隊といった民間のボランティア組織も防犯に貢献しています。しかしそうしたコミュニティは皆さんがご存じの通り衰退しつつあります。担い手不足や構成員が高齢化する中、どのような形が望ましいのでしょうか。海外にも「ネイバーフッドウォッチ」のような民間による活動があります。私はそれが答えに近づくための一つの鍵になり得ると考え、研究しています。(名古屋大学 法学部出身)
大学院生の研究内容:政治学・政治理論
「代表」は現代の民主主義を構成する重要な要素の一つです。代表者が人々の利益や意見を代弁してこそ、望ましい政治が行われます。それでは、良い代表者とは誰なのでしょうか。「人々の声が代表されていない」という批判がありますが、その原因は何なのでしょうか。この論点について、人々の立場や経験の共有を重視する見方があります。例えば、女性、マイノリティ、若者、貧困層が少ない議会では、その当事者の意見が反映されにくいという指摘があります。私は、この観点から、現状の代表の在り方が適切なのか、どのように変更すべきなのか、研究しています。(筑波大学 社会・国際学群出身)
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