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卒業生の体験談058:高卒認定試験 > 東京工芸大学 芸術学部 コスモ体験談 | 河合塾COSMO

自由に活動できる場所で自信を持ち、自分を取り戻せた

高卒認定試験 > 東京工芸大学 芸術学部

勉強を強制されない自由さに興味を持った

--コスモに入ったきっかけを教えてください。

中学3年生の秋に父親が亡くなり、高校には入りましたが、だんだんと休みがちになっていきました。お父さん子だったので喪失感が強かったことと、父が亡くなったために家庭の歯車がかみ合わなくなったこと、宿題の多い学校だったこと、生徒も先生も意識が高くて、勉強へのプレッシャーがあったことなど、いろいろなことが重なり、高校1年生の2学期からはほとんど通えなくなりました。
留年と進級を一回ずつして2年生になりましたが、また疲れてしまい、休学を経て退学しました。
その後、高校の先生の薦めで受けた高卒認定の会場前で配られていたパンフレットで河合塾コスモを知りました。生徒が自由に活動できる場所で、勉強を強制されないというところに興味を持ち、見学に行って「なんだか馴染めそうな場所だな」と感じて、入塾を決めました。

自分の距離感で交流ができた

--塾生同士の交流はどんな雰囲気でしたか

コスモに通えるようになっても、最初は男の子が多くて、誰に話しかけていいのかもわからず、授業だけを受けて帰る日々でしたが、ある日から調理室でいろんな人がコーヒーを淹れたりお菓子を作ったり、ただ集まって雑談をしたりしていることを知り、自然と授業後や、授業がない日にもそこに立ち寄るようになりました。
コスモにいる人は大多数が不登校や中退を経験しているので、悩みの共有がしやすくて、話しだすとすぐに仲良くなれました。
フェローさんや講師の方々のお陰もあって、同調しなくても大丈夫という雰囲気がありました。どちらかというと気弱な私には居心地がよかったです。
クラスがないので、仲良くなった人とは積極的に関われるし、仲良くなれない人とはすぐに離れられるのも楽でした。
おすすめの授業やゼミなどを聞いて参考にしたり、有志で集まって演奏会を開いたりもしました。私がコスモに通った期間は1年3ヶ月ほどでしたが、とても濃密な時間を過ごすことができました。コスモで出会った友人たちは一生の友達になるのではないかと思っています。

落ち込んだときもテーマ別ゼミで救われた

--授業とテーマ別ゼミで印象に残っていることを教えてください。

私は早々とAO入試を主眼に置き、筆記試験のための勉強をすることは考えていなかったので、正直授業はあまりしっかりとは受けていませんでした。もちろん授業中は一生懸命やっていましたが、予習復習などは結局身に付きませんでした。
ただ、通いはじめた頃に受けていた基礎の英語の授業は印象に残っています。かなり少人数の授業で、受験シーズン後などはほぼマンツーマンになることもあり、じっくりと見ていただけて安心できました。
ゼミにはいろいろと参加しており、「心と社会・生ゼミ」「パフォーミング・アーツ」「栄養ゼミ」「農園ゼミ」などに通っていましたが、特に思い出深いのは農園ゼミです。週に一度、朝から電車に1時間くらい乗って、畑仕事や野外炊事をしに行くのですが、自然に囲まれて開放感があったり、みんなとおいしいご飯を食べるのがとても楽しくて、落ち込んだときも救われました。

合宿イベントでは、自分の核の部分を話せた

--コスモのイベントで印象に残っていることは何ですか。

「コスモ喫茶」「月曜亭」などのお茶会や、その他の集まりでよく使われていた調理室です。そこに集まる人は気の合う人が多く、よくおしゃべりをしに行っていました。
「心と社会・生」ゼミの合宿もとても印象に残っています。
夜にみんなで集まって、これまで抱えてきたこと、コスモに来るまでのことを一人ずつ話しました。みんな、合宿のその雰囲気がないと話せない、自分の核になっている部分の話をしていたように思いました。私も、とても深く仲良くなった友達にも話したことがないような部分まで話し、解放された気分になったのを覚えています。
語らいは深夜まで続きましたが、ずっと起きていて聴いていたい、話していたいと思いました。貴重で、夢まぼろしのような時間でした。

いろいろな人とのコミュニケーションを楽しんだ

--コスモでの日常はどのように過ごしていましたか。

受験先を決めるまでは、文系科目の授業やゼミに参加しつつ、空きコマや授業終わりに友達と喋ることを楽しみに通っていました。授業は一日2コマ前後で、週に3~4日通っていたと思います。
受験期は、AO入試を選択したことにより、受ける授業を減らしました。空いた時間を使ってフェローさんや教務の方々に面接や課題の相談をしたり、息抜きに友達と話したりしていました。
受験が終わったあとは、午後から来てゼミに積極的に参加していました。
生徒・講師・フェロー・教務を問わず、コスモにいるいろんな人とコミュニケーションをとることを楽しんでいました。

絵を描くことに自信がつき美術大学志望へ

-- 進学先を決めた経緯を教えてください。

高校を辞め、高卒認定資格しかなかったため、就職時のために大学は出ておいた方がよいのかなとぼんやり考えていましたが、特に好きな勉強というのも見つけられずにいました。
好きなことというと絵を描くことで、コスモに在籍している間も趣味でずっと描いていましたが、仕事にするのは難しいと考えていました。
しかしあるとき、締め切りを決めて作品を仕上げました。完成させられたことで自信がつき、「これなら絵を仕事にすることもできるのではないか」と思い、美術大学に興味を持ちはじめました。
大学を調べていくうちに、自分は画家やイラストレーターよりもデザイナーのほうが興味が強いと感じ、デザイン学科を目指すことにしました。
また、高校を辞めたときと同じことは繰り返したくなかったので、入試にエネルギーを割くよりも、入学後に全力を注げるよう、筆記試験を受けなくて済む学校を探しました。見学したときに校舎が明るく開放的で、気持ちよく通えそうだと思ったことも選んだ理由の一つでした。

-- 後輩のコスモ生とコスモに入ろうかなと考えている方へのメッセージ

私の場合、コスモでの多くの体験から、「積極的に挑戦できている」、「自分でコントロールしている」という実感や、やりとげられた達成感が自信につながり、コスモにいる間に自分を取り戻せたように思っています。
コスモでは、ゼミや合宿などで、大学などほかの場所ではできないことをするのがおすすめです。
勉強をする気になれなくても大丈夫です。楽しいことをたくさん経験することで、自分の好きなことがわかると思います。自由にできる場所で、フェローさんをはじめとした大人たちにもじゃんじゃん相談して、ぜひ楽しいことを見つけてください。

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