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東洋大学京北中学高等学校 国際教育推進部長/英語主任教諭 今橋 伸悟先生 教員・受検者の声 | ケンブリッジ英語検定|河合塾ケンブリッジ英語検定事務局

ケンブリッジ英語検定を、真の英語力育成に活用

今橋 伸悟先生
国際教育推進部長/英語主任教諭

東洋大学京北中学高等学校では、英語力のアセスメントテストとして2019年度からケンブリッジ英語検定を導入し、高2の全校生徒がB1 Preliminary(CEFR B1 レベル)を受験している。そして同校ではケンブリッジ英語検定を、大学入試のためだけではなく、「生徒が将来にわたって活かせる、真の英語力向上につなげるために活用したい」と考えている。

実践的な英語力と、国際感覚をもつ国際人を育成

東洋大学京北中学高等学校は、男女共学の併設型中高一貫校であり、東洋大学をはじめとする東京の有名私立大学への進学者が多数を占める進学校である。教育面では、創立者である哲学者・井上円了による建学の精神「諸学の基礎は哲学にあり」を基に、「ものの見方や考え方の基礎を身に付けることに重点を置いた教育を行うことによって、自己の哲学(倫理観・人生観・世界観・真理の探究)を備え持って、世のため人のために尽くすことのできる人材の育成」に力を注いでいる。
また、教育目標に「本当の教養を身につけた国際人の育成」を掲げて国際教育に力を入れており、受験のためだけの英語ではなく、実践的な英語力と異文化を理解し尊重する、国際感覚の育成を重視している。具体的には、高校では、「コミュニケーション英語」「英語表現」に加え、高1で、英語でコミュニケーションする力を身につける「国際英語」を、高2では、諸外国の生活・文化・経済・社会情勢を知ることで国際理解を深める「国際理解」と、希望選択制で「第二外国語」を設置している。ほかに「セブ島英語研修(希望制)」、「オレゴンサマープログラム(希望制)」などの海外研修、「英語スピーチコンテスト」といった行事も充実させている。

対面式のスピーキングテストなど、自校の特性にあったテスト形式が魅力

かつては英語力のアセスメントテストとして、中1から「英検」を受験し、学年が上がるごとにレベルアップを図っていた。しかし、大学入試における英語民間試験導入の動きを契機に、同校の生徒が一番力を発揮できる試験は英検だけとは限らないと考え、他の検定試験も含めて再検討することにしたという。そして各検定試験を比較し、同校がめざす教育や生徒の特性に最も合っていると感じたのがケンブリッジ英語検定だった、と英語科主任の今橋伸悟先生は、導入の経緯を説明する。
具体的には、ケンブリッジ英語検定は、問題ごとに解答時間が決められておらず、全体のテスト時間内で考えられる点が、リーディングが苦手な生徒が多い同校に合っていること、同校の生徒は日頃から英語ネイティブの教員と話す機会が多いため、ケンブリッジ英語検定の対面でのスピーキングテストに向いていること、生徒はCBT(Computer Based Testing)より従来型の筆記試験と面接試験を好むことなどを総合して、ケンブリッジ英語検定の優位性を感じたという。「個人的には、文章から条件を読み取り、条件にあうものを複数の選択肢から選ぶような問題があることも新鮮でした」。
さらに、試験は生徒が慣れている自校の教室で受けられることと、試験官の派遣などの運営は河合塾が行うこと、1学年一斉に実施できること、全員が同一試験を受験すれば受験料は東京都私学財団の助成を受けられることも導入のポイントとなった。

CEFR完全準拠、生徒の真の英語力を測れる4技能検定として導入

ただし、同校がケンブリッジ英語検定を導入したのは、大学入試のためだけではない。先述したように、同校では英語教育を「国際教育」の一環として位置づけ、実践的な英語力の育成をめざしている。ケンブリッジ英語検定が英語運用能力の国際評価指標であるCEFRに完全準拠していることも、導入を後押しした。
加えて、今橋先生はかねてより「生徒には、どんな問題にも対応できる、本当の『英語力』を身につけさせることが重要」と考えてきたという。「試験前に過去問を見たり単語を覚えたりなどの対策をすれば得点できてしまうような問題ではなく、生徒の実際の英語力を測れる問題が出題される点も、ケンブリッジ英語検定を選んだ理由のひとつ」だと話す。

世界で実施されている英語指導法の導入も検討

また、ケンブリッジ大学英語検定機構には、世界共通の英語教授法認定資格があり、英語教員向けの研修も実施している。小・中・高の教員向けには、テストとしては「TKT-Teaching KnowledgeTest(英語教授知識認定テスト)」が、研修としては「教えるための英語コース(Language forTeaching )」、「CELT-P(小学校英語指導者用サーティフィケート)」、「CELT-S(中学・高校英語指導者用サーティフィケート)」、「トレーナー養成コース(Train the Trainer)」がある。
今橋先生自身は「TKT」を受験し、来年度は、教科主任として「CELT−S」の研修を受講してみた上で、ゆくゆくは「CELT−S」をネイティブ教員の研修の軸にしていきたいと考えている。ネイティブ教員が対象なのは、日本人教員は文法指導や受験指導、ネイティブ教員はコミュニケーション指導と、それぞれ得意な分野を活かすのが良いとの考えによる。「また、教授法とともにケンブリッジ大学出版の教材も導入し、ケンブリッジ大学英語検定機構が長年積み上げてきた理論に基づいた授業を行うことで、英語でコミュニケーションを行う場面も、ただ楽しく話したりするのではない、効果的な学習を実現したいと考えています。」
そして最後に今橋先生は、「ケンブリッジ大学英語検定機構には、実践的な英語力観に基づいて一貫して構築された、教授法、教材、そしてアセスメントテストのケンブリッジ英語検定が揃っているのが魅力です。今後、これらをセットで導入することで、生徒の確かな英語力を育成していきたいと思います」と抱負を語ってくださった。


2020年7月インタビュー実施

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