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中央大学杉並高等学校 副校長 山岸 竜生 先生 教員・受検者の声 | ケンブリッジ英語検定|河合塾ケンブリッジ英語検定事務局

大学附属校ならではの、受験に縛られない英語4技能の育成に取り組む

中央大学杉並高等学校
副校長 山岸 竜生 先生

中央大学は2021年度入学生から、附属高校からの内部推薦入学の審査に英語の民間試験のスコアを活用する。中央大学杉並高等学校では試験対策によらず日頃の英語学習の成果を測れる試験としてケンブリッジ英語検定を選択し、英語力の育成にじっくりと取り組んでいる。

大学附属校のメリットを生かした能動的な学習が充実

東京都杉並区の住宅地に立地する中央大学杉並高等学校は、毎年9割以上の生徒が中央大学に進学する、中央大学の附属高校である。そのため7年間の「高大一貫教育」を謳い、中央大学との間で多様な高大連携プログラムが設けられている。そして生徒は大学での学びを視野に入れながら、充実した高校生活を送ることができる。
同時に、受験勉強を経ずに中央大学に進学できるというメリットを活かし、3年間で課題図書100冊を読む活動や、課題解決型学習、卒業論文の執筆など、能動的な学習に力を入れている。今回お話を伺った山岸竜生副校長は、「部活に熱中したり文化祭に燃えたりと、高校時代にしかできないことを思う存分経験してほしい」と話す。英語教育に関しては、1963年の設立以来、「聞く・話す・読む・書く」の4技能のバランスの良い育成を掲げて、実践的な授業を実施してきたという。

世界標準の検定試験として、ケンブリッジ英語検定を選択

英語4技能のアセスメントテストとしては、これまで教員それぞれの考えによって各種試験を推奨し、校内では「TOEIC-IP」と「英検2級」の試験を実施してきた。これを、2019年度からケンブリッジ英語検定に一本化した背景には、中央大学の内部推薦要件の変更がある。中央大学では高大接続改革に伴う推薦による入学者の学力担保措置のために、これまでの、高校の定期試験の成績、実力テストの成績に加え、何らかの学力テストを附属高校に課すことを決めた。
検討の結果、同校ではケンブリッジ英語検定を生徒に課すこととし、高1の秋に B1 Preliminary(CEFR B1 レベル)、高3の春に選択制で B1 Preliminary か B2 First(CEFR B2 レベル)を受験することにした。ケンブリッジ英語検定を選んだ理由として、山岸副校長はまず、ケンブリッジ英語検定は世界中で受検されており、取得した認定資格は世界で通用することと、CEFR に完全準拠していること、学校全体で一斉受験できることを挙げる。

日頃の4技能を育成する授業との親和性もケンブリッジ英語検定選択のポイントに

また、山岸副校長は、ケンブリッジ英語検定は直前の試験対策で得点できる試験ではなく、「対策できない」試験であることも導入ポイントになったと言う。これはどういう意味か。山岸副校長曰く、「重要なのは、試験の合格/不合格ではなく、自分の英語力を正確に把握することです。ケンブリッジの問題は付け焼刃的な対策では得点できません。日頃の地道な学習の積み重ねによる英語活用力や思考力が必要とされます。他方、教員には、試験対策を行うのではなく、育成したい力に根ざした授業を行ってもらいたいと考えています。」
実際に生徒を指導する英語科の大山裕隆先生は、「ケンブリッジ英語検定は、日頃の学びの成果をしっかり測定できます。本校では以前からネイティブの先生による1対1か1対2のスピーキングテストを実施しており、これがケンブリッジ英語検定のスピーキングテストに直結することから、生徒の英語学習のモチベーションアップにつながると考えています」と話す。
試験結果については、「昨年度の1年生は、リーディングとリスニングは語彙の面で少し苦戦したようです。リスニングは、生徒が授業で接するのはアメリカ英語のため、イギリスの英語が聞き取りにくかったようです」と言って、今後はさまざまな国で使われている多様な英語に触れる機会を作っていきたいとする。
ライティングとスピーキングでは、「思っていたより高い点数をもらえた生徒が多かったようです」と言う。「1年生は1学期に、授業で徹底的に中学校の英語の復習をしたのが良かったのだと思います。中学英語が身についていれば、かなりの事を表現できます。自分の考えをまとまった分量で自由に書く練習も行ったので、発信力を向上させることができました。」
このほか大山先生は、ケンブリッジ英語検定の試験問題は、社会人も受験する通常版の他に“ForSchoolsバージョン”があり、後者では中高生の日常の言語生活に近いトピックスが扱われていること、また試験の結果は、受検したレベルの上下1レベルの認定も出るため、単に合格・不合格だけではなく、生徒の力を把握でき、教員は指導に活かせることを、ケンブリッジ英語検定のメリットとして挙げる。

国際社会で活躍するための準備として高校では、実践的な英語力習得を

同校では、5年前から、国内の修学旅行を台湾の研修旅行に変更し、台湾の大学生と英語で対話する機会を設けている。ほかに、3年生の2月には、選抜された30人の生徒が、2週間オックスフォード大学で研修を行い、同大の学生と哲学や美術、自然科学等のテーマについて発表し意見を交換するプログラムなどもある。山岸副校長は「中央大学に進学してからも、大学には長期・短期の留学制度が充実しています。ですから本校の生徒は高校で留学につながる実践的な英語力を身につけ、大学卒業までに海外を経験して、将来は国際社会で力を発揮してくれるでしょう」と期待している。

2020年8月インタビュー実施

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