聖心女子学院高等科 宮澤 佑奈さん 教員・受検者の声 | ケンブリッジ英語検定｜河合塾ケンブリッジ英語検定事務局

幼い頃、帰国子女の先生から英会話を習っていました。それ以外は特別な英語の勉強はしていません。高校は大学の付属校のためほとんどの生徒は大学受験をしませんが、私は外の大学を志望していたので、中３の時に河合塾の高校グリーンコースの準備コースに入り、高１・高２では「ONE WEX英語」を受講しました。その授業で教えていただいた内容や勉強の仕方で模試の成績が上がり、実用英語技能検定でも１級に合格することができました。

実用英語技能検定受検に際しては単語などの勉強をしましたが、ケンブリッジ英語検定では特別な対策はしませんでした。スピーキングは小さいころの経験と、高校の選択の授業でスピーキングを履修していたこと、ネイティブの先生と話す機会があったこと、ほかの英語資格検定試験でスピーキングのテストを受けた経験が役立ちました。ほかに高校で課外活動として模擬国連活動をしており、英語でスピーチをしたり文章を書いたり、そのために英語のウェブサイトを参考にするなどしています。模擬国連では有名進学校との交流もあり、レベルの高い発表に刺激されて、私たちも頑張っていました。

リスニングは、イギリス英語だけでなくインドの発音など多様な発音の英語が混ざっていたので少し苦労しました。スピーキングは受検生がペアで対話する形式でした。お互い緊張していたことや、新型コロナウイルス感染症対策のためにマスクをつけて距離が遠かったので話しづらかったり聴きづらかったりしましたが、新鮮でした。話しやすさは、ペアになる人によると思います。テーマは「田舎と都会に住むのはどちらがいいですか」など、 自分の意見や考えを述べるものでしたが、専門的な知識が必要な内容ではありませんでした。

他の英語資格検定試験は、実用英語技能検定とTEAPを受検しました。ケンブリッジ英語検定は、ライティングとリーディングで出題された文章がエッセイだけではない点がほかの試験と違いましたが、それなりに解くことができました。また、実用英語技能検定では大学入試に近い英語力を問われるのに対し、ケンブリッジ英語検定では一般的な英語力を問われました。受検対策はしにくいですが、これが、ケンブリッジ英語検定が大学受験に限らず、生涯使える幅広い英語力向上につながる試験である理由だと思います。

リーディングとスピーキングが得意でリスニングが苦手です。高校の勉強や大学受験向けの勉強をしていれば長文をたくさん読むことになるので、自然とリーディングが得意になりました。これに対し、リスニングは意識して取り組む必要があるためなかなか英語を聴く機会がなく、苦手だと感じています。

大学は、社会学系の学部を志望しています。大学院で幸福度ランキング上位の北欧の国に留学して社会学を学び、卒業後も北欧で幸福な社会のあり方について研究をしたいと考えています。

2021年9月24日　インタビュー実施