合格につながる学習計画の立て方 コース・講習
第一志望大学合格のため、学習を進める受験生の悩みで多く聞かれるのが「学習計画が立てられない」というもの。計画を立てるコツや、計画通りに進まない時を乗り越えるポイントについて、河合塾のチューターが解説します!
勉強の悩みで最も多いのは「学習計画が立てられない」こと
高校生の保護者に「お子様が勉強をするうえでの悩みや問題を解決するのに、どんなことが必要か」を調査したところ、以下のような結果となりました。
保護者が感じていることで最も割合が多かったのは「自分にあった学習計画」で、全体の約3分の1が問題解決に必要なことと捉えていることがわかりました。
しかし一言で学習計画といっても、受験までの年間スケジュール、科目ごとの学習の進め方や苦手科目の攻略など、考えなければならないことが多くあるため、生徒だけで計画をまとめることは困難であるといえます。
それでは、「合格できる学習計画」とはどのように立てればよいのでしょうか?
合格する生徒は自己分析ができている
河合塾のチューターに、「学習計画を立てるコツ」を聞いてみました。
学習計画を立てるとき、まず大切なのは自己分析です。目標に対して今の自分の実力はどうか、あと何点必要か、何をいつまでにやるか、というように目標から逆算して計画を立てることです。
目標までの距離を前提に、大目標・中目標・小目標を立て、やるべきことを具体的にイメージして計画を立てる必要があります。
成績が伸びる生徒、合格できる生徒は、自分が得意な教科・分野をきちんと把握しています。「この教科は得意だから、別の教科に時間をかけよう」「この教科は得意だけれど、この分野は身についているだろうか」と、しっかり自己分析できていると、合格につながる学習計画を立てることができます。
※チューターとは、クラスの担任の先生のような存在。チュートリアルというホームルームの場で情報を提供したり、定期面談をしたりしています。
学習計画を立てるコツとは?
高校生は部活動などで忙しい場合も多く、特に高校に進学したばかりの高1生は、中学校との環境の違いから高校生活に負担を感じることも多いでしょう。高校生活を第一に考えたうえで、無理のないスケジュールを考えていく必要があります。
■まずは弱点を把握しよう!
弱点の把握が一番のポイントです。自分の苦手な教科や、苦手な分野をきちんと把握しているでしょうか。受験に必要な教科について、一度しっかり見直してみましょう。
模試を受験している方は、「個人成績表」を見直してみましょう。模試の個人成績表は、どうしても「偏差値」や「志望校判定」だけをチェックしがちですが、重要なのは「自分の現在の成績」をきちんと確認すること。設問別の成績を見て、どの科目・どの分野ができなかったのか把握してください。
■学習計画を書いてみよう!
弱点がわかったら、いつまでに、どうやって克服するかを考えましょう。弱点は一つではないはずです。いくつもある弱点をどういう順番で、いつまでに克服していくかを考えるのが「学習計画」です。
計画を立てる場合、いつまでの計画にするかをまず決めましょう。「1学期の間」「夏休みの間」など、具体的な期間を決めると計画を立てやすいです。特に、高校3年生は、受験までのスケジュールを意識する必要があります。実際の入試スケジュールを確認し、試験日までの逆算スケジュールを立てていきましょう。
期間を決めたら、学習を進める優先順位を決めましょう。また、曜日によって確保できる学習時間は異なるはずです。「一週間のスケジュール」「曜日によるスケジュール」を意識して、学習スケジュールを立てましょう。
計画は必ず紙などに書き出してみましょう。最初から完璧な計画は立てられません。自分がまとめた学習計画をチューターや先生に見せて、不足がないかをチェックしてもらいましょう。指導経験が豊富なチューターや先生に相談すれば、必ず自分にあった「合格できる学習計画」を立てることができます。
また、計画通りに進めるには、「勉強したこと」を記録することをオススメします。計画を立てるだけで実行できない人は意外と多いのです。しかし「勉強したこと」を記録し、その記録が増えていくと、やる気につながります。
■学習計画がきちんと進んでいるか、振り返りをしよう!
学習計画は、予定通り進んでいるか都度確認する必要があります。
「科目ごとにバラつきはないか」「予定通り学習は進んでいるか」「ただ進めるだけになっていないか(理解できているか)」など……なかなか計画通りに進まない場合は、一度学習計画の立て直しをする必要があります。
河合塾なら、チューターの指導で迷いなく学習を進められる!
河合塾では生徒ひとりひとりに担当チューターがつき、受験直前まできめ細やかにサポートします。
100人の受験生がいれば100通りの学習パターンがあります。チューターは塾生一人ひとりの状況を踏まえ、合格するためにはどのような道筋を立てて進むとよいか、学習進捗状況に応じたアドバイスや最新の情報提供を行い、塾生を支えます。
立てた通りに学習計画が進まない場合はどうすればいい?
最初は計画通りにできなくても、早めにリカバーできれば問題ありません。たとえば4月に学習計画を立てたら、5月模試の結果を確認して修正する。そしてまた効果を見ていきましょう。
計画通りにできたつもりでも、模試やテストで点数が取れなければ、勉強方法が間違っているかもしれません。都度結果を確認し、学習計画を修正することで、目標にしっかり近づいていくことができます。
河合塾の場合、学習計画は年4回立てていきます。春・夏・秋・入試直前期に、その時期にあわせた学習計画を立て、確認します。そして、勉強方法が間違ったまま1年間過ごしてしまうことにならないように、チューターが状況を見ていきます。
合格できる学習計画を立てるコツとは!
いかがでしょうか。学習計画を立てるコツを確認し、第一志望大学合格に向かって一歩踏み出しましょう。
河合塾の校舎では、無料で学習相談もお受けしています。どうぞお気軽にお越しください!